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【コロナ離婚】自粛警察になった妻と、呑気な夫の「衛生観念不一致離婚」

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Suits-woman.jp

買い溜めしたマスクを当然のように使う夫

コロナ禍が始まってから離婚したというのは、吉田玲子さん(仮名・40歳)。5歳年上の夫、13歳の娘、10歳の息子、7歳の娘という5人家族だった。 玲子さんの離婚の引き金は、「衛生観念の不一致」といえる。前から不和だった夫婦関係が、コロナ禍を機に破綻に向かってアクセルを踏んだのだ。 玲子さんの職業は、自治体の外郭団体の契約職員で実質はパート勤務のため、夫の扶養範囲内におさめるために年収は90万円。夫は外資系の保険関連会社に勤務しており、年収は1200万円。 「1月の終わりくらいに、武漢の医師が警鐘を鳴らしたYouTube動画を見て、これはヤバいと思ったんです。その後、2月3日に横浜に大型客船が来たときの日本政府の対応などを見て、不安と恐怖でいっぱいになりました」 玲子さんは、その日から、新型コロナウイルスの感染拡大問題に注目をし始める。 「マスクがなくなることを想定し、子供用も含めてかなりの枚数を購入しました。トイレットペーパーも買い込んだ。それなのに夫は『バカなんじゃないの?』と一言。それから、一気に感染が拡大し、店頭でマスクを見ることはなくなった。夫は私に感謝するどころか、当たり前のようにマスクを使って出勤している」

帰宅したら外で服を脱ぎ、即シャワーを徹底

公立の小中学校に通う子供たちの休校が決まったのが、3月頭。それ以降も夫は出勤し続けた。 「私は英語ができるので海外の最新報告を読み、コロナ対策には、除菌が何よりも大切だということが最初からわかっていました。だから、子供たちは帰宅すると、マンションのオートロック玄関のエントランスでピンポンをさせて、上がってくるまでに私が玄関先にアルコール消毒液を置いておきます。子供たちはそれを全身に吹きかけてから入室。下着は長袖のインナーと、スパッツなので、外で脱いでも平気なように整えました。娘たちは嫌がりましたし、私も恥ずかしいけれど、仕方ありません。その後、玄関先で手洗いをさせてから、お風呂場に連れていきシャワーを浴びさせていたのです。ウチは子供が3人いるからすごく大変でした」 それなのに、夫は帰宅しても何もしない。玄関にアルコールスプレーを置いても、使わなかったという。 「夫の言い分としては、『仕事から疲れて帰ってきたときに、汚いもののように扱うな』ってことなんでしょう。でもそれは家族を思い、命を守るための大切な行動。除菌や殺菌と言われると、面倒くさいし、やりたくない気持ちはわかりますが、私からすると『なぜしないのか』という感じ。ウチの夫は、怠慢の言い訳をするのが上手なんです」 除菌を巡って、大きな夫婦ゲンカがあったのは、3月の終わりごろ。玲子さんの夫は、部下を鼓舞するために飲み会をした。酔っぱらって帰ってきた夫に対し、玲子さんはアルコールスプレーを吹きかける。 夫はそれに対して、激怒。酔っていたこともあり、「俺は何のために働いてきたんだ」とか「俺はバイキンか?俺の人生を否定するな」と言い、玲子さんを突き倒す。 「ハッキリ言ってDVです。貴重なアルコール消毒液を、家族を守るために夫に吹きかけているのに、夫は存在を否定されたように感じる。夫がウイルスに対して無知でバカ。私がこれだけ頑張っているのに、理解しないし認めない。こういう夫は世の中に多いんだと思い、その日から、SNSを再開し、夫の悪行を伝え、コロナに対して意識が低い人に対して、警鐘を鳴らそうと思ったんです」 外出する人を攻撃する内容をSNSで発信、自粛警察になった妻に夫は……。続編に続きます。

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