大野市の園児が本物の道具使って漆塗りを体験 伝統工芸 越前漆器の世界に触れる
大野市の園児が29日、越前漆器の職人に教わりながら、本物のはけを使って塗りの作業を体験し、福井の伝統工芸品について学びました。 静かに集中して器に漆を塗る園児たち。 大野市の篠座こども園では、福井の伝統工芸品「越前漆器」を身近に感じてもらおうと、伝統工芸士を招いて漆塗りの体験教室を開きました。 きょうは年中と年長クラスの園児33人が初めての塗りに挑戦し、油が少なく漆との相性がいい海女の髪の毛を使ったはけで、木製の皿や茶わんにむらが出ないよう、丁寧に漆を塗っていきました。 ■園児 「楽しい 塗るのは簡単」 「ちょっと臭い 細かいところが難しい」 園児が漆を塗った器は乾燥させた後、職人らが何度も塗りと研ぎを繰り返して仕上げ、来年3月に園に届けられます。