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「フォロワー数を追うと何者にもなれなくなる」尾原和啓が、田端信太郎“ブランド人”論に物申す

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新R25

2018年に発売された書籍『ブランド人になれ!』のなかで、スタートトゥデイコミュニケーションデザイン室長(当時)、田端信太郎さんはこう言っていました。 「フォロワー1000人を超えない人間は終わっている」! あれから2年…。ビジネスパーソンとSNSを取り巻く環境もけっこう変わってきているような気がします。 そんななか、7月7日に発売される著書『あえて、数字からおりる働き方』(SBクリエイティブ)のなかで、「『いいね!数』と『フォロワー数』が何者かになる機会を減らしている」と、田端さんとは真逆の主張をしているのが、数々の企業を渡り歩いてきた執筆家・尾原和啓さんです。 いったい、僕らはどう動けばいいの…?ということで、今回は田端さんと尾原さんに対談していただくことに。 テーマは「2020年、『フォロワー数』に頼らずブランド人になるには?」。 お楽しみください!

フォロワー数を追う行為は、典型的な「数字の奴隷になる」こと?

尾原さん: 田端さんにぜひ言いたかったんですが、日本人って「数字の奴隷」になりやすいと思いませんか? 田端さん: 数字の奴隷というと? 尾原さん: ツイッターのフォロワーを伸ばさないといけないとか、「フォロワーが1000人いないと人間じゃねえ」とか… 田端さん: それは俺のことですか(笑)。 「終わっている」とは書いたけど「人間じゃねえ」とは書いてないですよ! あれ、今だから言うけどもともとは「フォロワー1万人いないとダメ」だったんですよ(笑)。 でも、炎上すると思って1000人にしたんです。 尾原さん: 1万人…!(笑) 田端さん: 何事にも「足切りライン」ってものがあるんですよ。 プロ野球のピッチャーなら、どんなに“のらりくらりの技巧派投手”でも、ストレートの球速120kmぐらいはないと話にならない。 尾原さん: ふんふん。 田端さん: 同じように、広告やメディア、マーケティングなどの仕事をしていて自分に1000人のフォロワーも付けられないなんて、足切りライン以下。 英語学習でいえば「TOEICの点数は意味ない」とか言う人いるけど、700点とか800点すら取れない人がダメなのは間違いないでしょ。 尾原さん: 「力なき正義は無力なり、正義なき力は暴力なり」って感じで、田端さんと僕の主張は大きくは違わないと思います。 ただ日本人ってKPIとKGIを勘違いしやすいから、目的に達するための手段を、すぐに「目的」として追い始めるクセがある。 田端さんみたいな有名人が「フォロワー1000人」とか言いだすと、まるでそれが目的のように勘違いする人がいっぱい出るわけですよ! 田端さん: たしかに、一時期とくに目的もないのに「どうやったらフォロワー増えますか?」ってきいてくる若い人たちがいっぱいいて… ツイッターだったら「うるせえバーカ!」って言っておけばよかったんだけど、リアルだとそうもいかないしね…(笑)。 尾原さん: 「誰かをフォローすると○%の確率でフォローバックされるから、大勢フォローして外すのを繰り返す」とか、変な努力をする人が出はじめるでしょ。 そうやって盲目的にKPIを追うヤツがかっこいいって風潮が、多くの会社で見られます。僕はこれを「数字の奴隷になっている」と言ってるわけですよ。

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