マスク肌荒れにも! 2021年スキンケアトレンドは“守り&攻め”
世界中の人々にとって、必ずしも喜びに満ちた一年とは言えなかった2020年。行動の自粛やマスク着用などの新たな生活様式が生まれ、美容に対する意識にも変化が見られる。そこで仏版「エル」が、2021年のスキンケアトレンドをリサーチ&予測。これまで以上に、美と健康について楽しみながら取り入れたい。
【TREND1】全身くまなく黒ずみ&角質ケア
コロナウイルスが蔓延する以前、セルフケアは週末の贅沢な時間だった。しかし、ワークフロムホームが推奨されている今、バスルームでのリラックスした時間を見つけるのはそう難しいことではなくなった。 マイアミを拠点とするスキンケアの専門家、エイミー・ピーターソンによると、2021年は全身を磨き上げるチャンスの年だと言う。 「今年は角質ケアの年になるはず。注目すべきはオイルをたっぷり含んだスクラブです。ボディケア市場では水分チャージを目的としたアイテムがたくさんあります。しかし、ホームケア用のフルーツ酸や乳酸系のボディピーリングはそこまで多くありません。今後注目しておきましょう」 角質&ブライトニングアイテムで、つま先から顔までつるんとした肌を手に入れよう。
【TREND2】肌悩みはもはや隠さない
肌悩みに関しての付き合い方も、2021年は大きく変わりそう。肌荒れやクマなどを完璧にカモフラージュするという考え方自体が激変しそうなのだ。 自粛期間を境に多くの人たちは、正しい保湿と自分の肌に合ったケアによってもたらされるナチュラルな肌の輝きを求めている。 さらに昨年スキンケアブランドが大きく売り上げを伸ばしたこともこのトレンドを裏付ける証拠となっている。つまり、ドレッサーを丸ごと見直すかのような一年になるかもしれないのだ。
【TREND3】丁寧なハンドケアを
手はパンデミックの影響を受けているパーツのひとつ。アルコールジェルがウイルスと戦う一方で、手肌のバリア機能をぐんと下げていることは否定できない。 2021年にはハンドケア革命が起きると話すのは、皮膚科医であるテイラー医師だ。 「コロナ禍において手元のケアは日常の一部となるでしょう。高保湿で濃厚なクリーム、そして水分を蒸発させないオイルをこまめに塗るようにしてください。肌バリアを回復させるためにも手洗いのときは、刺激のないハンドソープをスタンバイさせておくことも大切です」 テイラー医師は「セラヴィ」のクリームをレコメンド。アルコール不使用で、セラミドやナイアシンアミドなどの保湿剤が含まれているものを探してみて。