はやぶさ2の観測現状 JAXA会見(全文2)探査ロボは夜も観測を続ける
ドイツ航空宇宙センター MASCOTシステムエンジニアの佐々木要(かなめ)氏
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、記者会見を開き、小惑星探査機「はやぶさ2」の観測状況について説明した。 小型探査ロボット「ミネルバ2」は、21日(日本時間)にはやぶさ2から分離され、竜宮に着地。その後、ホップしながら移動していることも確認できたという。 探査ロボ「マスコット」の分離運用については、準備運用も含めて30日(同)から10月4日(同)にかけて行う予定。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「 【中継録画】はやぶさ2の観測状況は? JAXAが小型探査ロボの運用で説明」に対応しております。 ◇ ◇ 佐々木:こちらの図に、右上の図にお示ししているのがMASCOTの中身の機器の配置図になっております。MASCOTの搭載科学機器に関しましては、まず広角カメラMASCAMというものがこちらの図では右上、黄緑色の機器として表示されております。で、2番目に書かれているのがMicrOmega、こちらはほぼ中央に表示されている機器で分光顕微鏡になっております。3番目が熱放射計のMARA、これは右側上部に少し赤いキャップが見えているかと思いますが、その機器が熱放射計のMARAです。で、4つ目の機器がMASMAG、磁力計になっておりまして、これはカメラの下の部分に配置されております。 広角カメラと熱放射計に関しましては、右手前方の地表面を観測するというような形で搭載されておりまして
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