101回目の早慶戦。1年生5人が先発する慶應義塾大学が14年ぶりの勝利を目指す。ラグビー関東大学対抗戦
CTB(センター)コンビは今野椋平(3年生)、村田紘輔(4年生)の2人、バックスリーはWTB(ウィング)石垣慎之介(3年)と、元日本代表の宏時氏を父に持つ1年のWTB小野澤謙真(1年)、最後尾のFB(フルバック)は伊吹央(3年)が務める。
「Booster(ブースター)」と呼ばれる控えにはHO山田空太、PR成田薫、PR柳澤雄太(いずれも4年)、LO矢崎隼太(3年生)、FL冨永万作(4年)、SH橋本弾介、CTB山本大悟(いずれも3年)、WTB松田怜大(2年)が入った。
「奇跡に頼ることなく、ひたむきに練習を重ね勝利を掴む」という思いが込められた「No Magic」をスローガンに掲げた慶應義塾大学。やはり、昨年のようなトライの取り合いより、ディフェンスで粘ってロースコアーに持っていきたい。
そして、1年生5人が先発するフレッシュなメンバーで、ターンオーバからのアタックや、武器とするドライビングボールなどで、確実に得点に結び付けて白星を奪取したい。
一方、「Beat Up(ぶっ倒す!)」をスローガンに掲げた早稲田大学は開幕から5連勝と無敗で、優勝争いを演じている。11月に入り、昨年の王者・帝京大学に48-17で快勝し、難敵である筑波大学にも44-7で快勝した。
前節、負傷したLO栗田文介(3年)がメンバー外となり、LO米倉翔(2年)が先発に上がった以外の14人は、前節と同じ顔ぶれとなった。
FW第1列はキャプテンHO佐藤健次(4年)を筆頭に、PR杉本安伊朗(2年)と亀山昇太郎(4年)の3人。LOは米倉とコンビを組むのは西浦剛臣(4年)、バックローは1年のFL城央祐(桐蔭学園)と田中勇成(3年)の2人。NO8には鈴木風詩(4年)が入った。
BKはSH細矢聖樹(4年)と、ロングキックが武器の1年生SO服部亮太(佐賀工業)、CTBは判断に長けた野中健吾、突破力が武器の福島秀法の3年生コンビ、WTBは池本晴人(2年)と、トライゲッターの1年生、田中健想(桐蔭学園)。そして最後尾のFBは日本代表の矢崎由高(2年)が務める。