【朝日杯FS】31勝ルーキー吉村誠之助騎手、ランスオブカオスでGⅠ初騎乗「平常心で臨めれば」
ルーキーの吉村誠之助騎手(18)=栗・清水久=が朝日杯FSにランスオブカオスでGⅠ初騎乗する。ここまでJRAで31勝を挙げ、存在感を示すホープが、大舞台で頂点を狙う。 ◇ 初の大舞台にも自然体で挑む。吉村騎手が新馬戦でVに導いたランスオブカオスとのコンビでGⅠ初挑戦。感謝の気持ちと意気込みを語った。 「奥村(豊)先生にチャンスをいただいたので、しっかりと応えたいです。いつも通り平常心で挑めればと思います」 ここまでJRA31勝。順調に勝っているが「一つ一つ課題をクリアしていこうとしているので、少しは成長できているかもしれませんが、まだ全体的にレベルアップしないと」と慢心はない。 相棒について「調教からいい動きしていて、競馬でも能力の高さを感じる走りをしてくれました」と評価。グレード制が導入された1984年以降、JRA・GⅠ初挑戦で勝った騎手は88年の熊沢重文(オークス=コスモドリーム)らがいる。大金星なるか。(山口大輝) ■吉村 誠之助(よしむら・せいのすけ) 2006(平成18)年1月4日生まれ、18歳。兵庫県出身。父・智洋は兵庫県競馬組合のトップジョッキー。24年3月2日の小倉2Rで初騎乗(ムーンセット9着)。同24日の阪神11R・六甲S(ボルザコフスキー)で初勝利。同4月21日の京都11R・マイラーズC(同9着)で重賞初騎乗。12日現在、JRA通算527戦31勝。栗東・清水久詞厩舎所属。162・7センチ、48キロ。 ◆吉村騎手・今週の騎乗馬 <土曜・京都> 1RビービープリメーロB 2RヒフミバンダムB 3RマサウッドテールC 5RミッドタウンナイトB 6RカラーズリングB 7RパスコードA 8RペネトレイトゴーB 12RビーナスローズB <日曜・京都> 1RバレオリアB 2RレイリースピリットB 3RセイノスケC 4RバルナバB 5RパープルヘイズB