スキー国体で富山県勢入賞ラッシュ 藤田優勝、廣瀬2位、水口3位
第77回国体冬季大会スキー競技会(美の国あきた鹿角国体2022)の第2日は19日、秋田県鹿角市花輪スキー場で行われ、距離の成年男子C5キロクラシカルで藤田紘基(35)=南砺平高教諭=が初優勝し、成年女子A5キロクラシカルで廣瀬悠(はるか)(22)=早大4年=が準優勝した。大回転は水口雄太(37)=南砺市役所=が成年男子Cで3位に入り、表彰台ラッシュとなった。 今大会で富山勢の優勝第1号となった藤田は昨年の大会が中止となったため、今回初めてC区分(34歳以上)に出場した。持ち前のスプリント力を発揮して12分47秒9をマークし、2位と1秒1差で頂点に立った。「Cに上がりたての今年がチャンス。狙っていた」と声を弾ませ、周囲のサポートに感謝した。 廣瀬は北京冬季五輪距離代表の弟・崚(りょう)(21)=早大3年=からの励ましも受け、14分24秒7を記録し、国体で初入賞した。競技者としては今季がラストイヤーと位置付け、「自分でもここまで行けると思っていなかった」と喜んだ。 2020年富山国体を制し、2連覇を目指した水口は「最低限のことはできた。実力の差があったので、もう一回練習しないといけない」と口にし、すぐさま来年の王座奪還を見据えて気を引き締めた。 ●複合成年男子A 山元一8位 このほか、複合の成年男子Aで山元一馬(25)=サンコレクト=が8位に入った。前半飛躍で5位と食らい付き、後半距離は9位の成績で粘った。 最終日の20日は大回転の成年女子Bと少年男子、距離リレーが行われる。