日体大記録会に出場した駒大の帰山侑大

日体大の長距離競技会が29日、横浜健志台キャンパスで行われ、男子5000メートル22組は駒大の帰山侑大（3年）が13分46秒33でトップだった。駒大の金谷紘大（4年）が13分47秒40の2着、島子公佑（2年）が13分50秒82の3着、安原海晴（2年）が13分53秒90の4着、宮城珠良（4年）が13分56秒46の5着で、2～5着はいずれも自己ベストを更新した。 昨季大学三大駅伝2冠の駒大。今回の記録会は10月14日に行われる大学三大駅伝開幕戦の「出雲全日本大学選抜駅伝競走」（出雲駅伝、出雲大社正面鳥居前～出雲ドーム前＝6区間45.1キロ）の選考を兼ねており、3000メートルまでは集団で一定のペースで走り、残り2000メートルからフリーで走るプランだった。今年1月の箱根駅伝で山下りの6区を走った帰山は残り2000メートルからじわじわとペースを上げてトップでゴール。春のトラックシーズンは出遅れたものの、夏合宿はしっかり取り組むことができたといい、「距離走がしっかりでき、スタミナがついてきた感じがする。去年の夏合宿（の手ごたえは）10～20パーセントくらいで全然できていなかったが、今年は距離走もしっかりこなせて80パーセントくらい」と語った。 28日の「アスレチックスチャレンジ杯」（新潟・デンカビッグスワンスタジアム）では主将の篠原倖太朗（4年）が屋外の5000メートルでは日本学生記録となる13分15秒70をマークした。「篠原さんが昨日の記録会ですごい記録を出されて、それに刺激を受けた」と帰山。「切磋琢磨（せっさたくま）してだいぶいいチームができてきた。ここから三大駅伝で結果を残していきたい」と奮起した。