【独自】4度の免許停止も明らかに!お騒がせ元都議・木下富美子被告の初公判 「都議辞任のきっかけは、 “刑の減軽”狙い?」
免許停止期間中に7回の無免許運転
免許停止期間中、7回にわたり東京都内の路上で無免許運転を行ったとして、道路交通法違反に問われている元東京都議会議員・木下富美子(きのした・ふみこ)被告の初公判が1月25日、東京地方裁判所で行われた。 【独自解説】米在住免疫学専門家から提言「海外を見習えというのは間違い!」感染対策と社会活動のバランスを間違うと国が停止する! 木下被告は、東京都議の選挙期間中の2021年7月2日、東京都内で無免許の状態で人身事故を起こした。事故が発覚したのが再選を果たした翌日だったため、「選挙のために事故を隠したのでは?」という憶測が飛び交ったが、木下被告は「人身事故となったことは、選挙の後、再度聴取のために警察に行ったときに初めて知ったので、事故の報告は選挙後になった。隠す意図はなかった。」と弁明。
しかしその後の調査で、2021年5月から7月まで東京都内で、合わせて7回の無免許運転を行っていたことが明らかに。道路交通法違反の罪で在宅起訴された。
裁判で明らかになった「4度目の免許停止処分」
公判では、木下被告に関する驚きの事実が明らかになった。 (リポーター) 「公判は午前10時に始まり2時間で終了しました。検察側は懲役10か月を求刑しました。検察の調べによると、木下被告は過去に4度の免許停止処分を受けており、今回の7回にわたる無免許運転は、4度目の免許停止処分中に起こした事件であることが明らかになりました。」 なんと、“無免許運転”を繰り返していただけでなく、“免許停止”も繰り返していたのだ。その4度目となる免許停止期間「150日間」の間に、無免許運転を7回行っていたという。
(リポーター) 「木下被告は無免許運転をした理由を、『再選を目指す都議選が迫っていて、ポスターの貼り換えなど車が必要な作業が毎日山のようにあり、コロナ禍でボランティアも少なく、心身ともにプレッシャーがかかる中でまともな判断ができず、無免許運転を繰り返した。』と供述し、今後について『運転免許の再取得のつもりはなく、車も処分した。』と述べました。」 Q.選挙期間中の心身のプレッシャーと言いながら、それ以前から無免許運転を繰り返していたわけですよね? (リポーター) 「検察側からもその点に厳しく追及があって、『選挙期間中といっているが、都議会の議会棟にも行っているのはなぜですか?』と指摘されると、木下被告は『資料が重かったりして車を使ったが、プライベートでは無免許運転をしたことはない』と強調していました。」
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