メッシがバルセロナへの想いを語る 「明日にでも戻り、生活したい」
スペインメディアの『3cat』の番組『EL NOU CLAM』は22日、インテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがバルセロナについて語るインタビューを配信した。 現在37歳のメッシは、13歳だった2000年9月にバルセロナとの契約を目指し父親とアルゼンチンからバルセロナへ渡った。同年、クラブとの契約を勝ち取ると2004年10月に17歳でトップチームデビュー。公式戦778試合に出場し672ゴール303アシストを記録し、数々のタイトル獲得に貢献した。 しかし2021年6月末、メッシとバルセロナの契約が満了。メッシは契約延長を望んでいたが、同年8月にバルセロナが財政問題のため同選手との新契約を結べないことを発表した。残留を希望していたメッシは退団会見で涙を流し、その後、パリ・サンジェルマンに(PSG)に加入。そして2023年8月からはインテル・マイアミでプレーをしている。 そんなメッシはバルセロナについて「自分の子供たちは(バルセロナ市が属する)カタルーニャ州の人間で、僕は人生の大部分をそこで過ごした。自分はバルセロナ出身だと感じているし、頭の中にはいつだって『明日にでもバルセロナに戻り、生活したい』という考えがあるんだ」と郷愁を感じていることを語った。 また、ハンジ・フリック監督率いる現在のバルセロナへの感想を求められると、「素晴らしいと思って見ている。けれど、驚きはしないよ。これは新しいことではないし、バルセロナでずっと起こっていたこと。若い選手たちがプレーするチャンスを得られるのはとても良いことだよ。ここ数年で彼らに機会が与えられ、そこで得た自信がこうやって活きてくる。小さい頃からバルセロナで育った若い選手たちは誰よりもクラブのことを知っているし、バルセロナのプレースタイルのことも分かっているからね。若い選手たちに寄り添えば、(クラブが多くのタイトルを勝ち取っていた時代と)同じことが起きる」と、若いラ・マシア出身の選手たちが起用されているフリック体制のバルセロナにポジティブな印象を持っていることを説明した。 なお、フリック監督は、23日に行われるラ・リーガ第14節セルタ戦の前日会見でメッシの発言に対する感想を求められると「クラブ史上、そしてサッカーの歴史上で最高の選手が『現在のこのバルサが好きだ』と言うのを聞けてとても光栄に思う。だってそれは、彼がチームを注意深くフォローし、彼の心がここにあることを意味するからね。また、彼がチームの若手を評価してくれていることは、私たちにとって大きな意味がある」とメッシの言葉に謝意を示した。
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