【修斗】“無冠の帝王”悲願のベルト獲得なるか──岡見勇信「格闘技の本質を忘れずに戦う」×ジェヨン「ヤバさに相応しい試合を」=11月30日(土)夜・後楽園
◆ジェヨン「5R戦の練習で苦しんだ甲斐があったと思えるように」
一方、岡見との死闘後、2連勝中のジェヨンも、再び地獄に戻るための準備をしてきたという。それを今回は5Rでも続けられるように。 「毎ラウンド、チャンスがあれば取るつもりで戦います。5R戦の準備はほんとうにしんどかったですけど、練習で苦しんだ甲斐があればいいと思っています」 2024年7月の『AFC 32/HEAT 54』で磯部鉄心を1R、危なげなく肩固めを極め、10月26日の『Black Combat Rise 05』では、2連勝中だったチェ・ジェヨンに常に圧力をかけ続けて判定勝ちした。 「その2つの試合よりもずっと岡見選手との試合が勉強になったことがほんとうに多かったんです。自分の弱点も気付いたし、自分の強みが何かも再確認しました」 再戦に向け、その弱みに向き合い、強みを強化したという。どんな試合になるかとの問いに、「伝統ある修斗の舞台で、ミドル級王座戦。これってヤバくないですか? そのヤバさに相応しい試合をします」と、キム・ジェヨンは力強く語っている。 53戦の岡見に対し、ジェヨンも20年のキャリアで日本での試合も含め、46戦を戦ってきた。修斗は思い入れのある団体だという。 果たして、最後にベルトを腰に巻くのは岡見かジェヨンか。