ソニー、買うものがビッグです。フロムソフトウェアを子会社にもつKADOKAWA買収を協議中
積極的にIP(知的財産)集めてます。 ソニーがKADOKAWAの買収を協議中であると日本経済新聞が報じました。ソニーは近年M&Aによって、IPを活かした収益獲得に注力しています。その狙いは毎年ヒット作が出なくとも権利によって収益を確保できるからです。ソニーは現時点で多くのIPを保有していて、最近まで『スパイダーマン』の権利も保有していました。実はアニメやゲーム製作を行なうアニプレックスもソニー傘下です。 既にソニーは、KADOKAWAのゲーム子会社で大ヒットのゲームタイトル『エルデンリング』を手がけたフロム・ソフトウェアへ14%出資するなど、積極的にコンテンツの権利への投資を行なっています。ソニーはIPとテクノロジーの組み合わせでエンターテイメントをリードしつつ、その基盤となるコンテンツのIPもがっちり保持する狙いのようです。 KADOKAWAは傘下にニコニコ動画もありますから、消費者としてはM&A実行によるソニーとKADOKAWAの化学反応に注目したいところです。ニコニコ動画とソニーのテクノロジーの組み合わせや、既存IPとソニーがタッグを組んだ時日本のエンタメがさらに世界で影響力を発揮する力も秘めていそうです。これまで各社で抱えていたコンテンツ同士がコラボする全員参戦! なんて未来もM&Aが実現すればそう遠くないかもしれません。 Source: NIKKEI, SONY
宮城圭介