2. Snipping Toolを使う

デフォルトのPrint Screenショートカットに加えて、Windows 11には、クリックしてドラッグすることでスクリーンショットを撮る特定の領域を選択できる内蔵のアプリもあります。それが「Snipping Tool」です。 Snipping Toolは、以前のWindowsの機能である「切り取り＆スケッチ」を組み込んだもので、スクリーンショットを撮り、その選択範囲上で切り取り・編集・描画を行ない、画像として保存することができます。 また、Snipping Toolのメニューにはキャプチャの遅延機能が含まれており、スクリーンショットを3秒、5秒、または10秒後に撮影するようにタイミングを設定することができます。 もっとも簡単なはじめ方は、スタートメニューで「Snipping Tool」と検索し、その検索結果から開くことです。 または、Print Screenキーの機能をスクリーンショットの撮影ではなく、Snipping Toolを開くように変更することもできます。これはWindows 11の設定メニューで以下のように行ないます。 設定＞アクセシビリティ＞キーボードに移動します。 「PrintScreenキーを使用して画面キャプチャを開く」を有効にします。 設定メニューを閉じ、「Print Screen」を押してSnipping Toolを開きます。 このオプションは、Snipping Toolのアプリ内設定にもあります。 Snipping Toolを開いたあとにスクリーンショットを撮る手順は次のとおりです。 Snipping Toolのポップアップメニューから「新規」をクリックします。 画面上部に小さなメニューが表示され、デスクトップが少し暗くなります。 メニューには、撮影範囲の形状を変更する4つのアイコンがあります。上から順に最初のアイコンは四角形を選択するアイコン、2つ目は現在選択しているアプリやフォルダーウィンドウをキャプチャします（Alt＋Print Screenキーのように）。3つ目は、全画面キャプチャです（Print ScreenキーやWindowsキー＋Print Screenを押すのと同様）、そして最後は「フリーフォーム」で好きな形でスクリーンショットの範囲を指定できます。 希望する選択タイプをクリックし、クリックまたはドラッグして、スクリーンショットとして保存したい部分を選択します。 画像はSnipping Toolメニューで開きます。必要に応じて、ペンツールや画像の切り取りなどの編集オプションを利用できます。 保存アイコンをクリックして、画像を、ピクチャ＞スクリーンショットフォルダーに保存します。