上川隆也、最近は“日本一シリーズ”に注目「同世代の方にはきっとお楽しみいただけるのでは」<遺留メモ(4)>
上川隆也主演の木曜ミステリー「遺留捜査」(毎週木曜夜8:00-8:54、テレビ朝日系)の第4話が、2月4日(木)に放送。第4話では、糸村(上川)ら特別捜査対策室のメンバーが、22年も逃亡を続けた指名手配犯だったバーのママが刺殺された事件を追う。また、第4話にはモーニング娘。OGメンバーで、現在女優として活躍中の工藤遥がゲスト出演。初のミステリードラマ出演で“疑惑の女”を演じる。 【写真を見る】白い薔薇を持つ上川隆也の撮り下ろしSHOT <「遺留捜査」第4話あらすじ> バーのママ・中松里香子(朝海ひかる)が、店内で殺されているのが見つかる。 前日の閉店後に何者かに刺されたようだったが、臨場した糸村聡(上川)は被害者が古びた銀のマドラーを握りしめていることに気付く。先端が小さなスプーン状で、その反対側は鉛筆の芯のように尖っている、少々変わった形のマドラーだった。 間もなく里香子の本名は“川端葉子”で、彼女は22年前、福岡市内で料亭の板前が殺された事件の容疑者として指名手配されていたことが判明。バーのオーナーである梶木邦昭(小林勝也)は6年前に彼女を雇い入れた際、身元は確認しなかったと話す。 また、科捜研研究員・村木繁(甲本雅裕)の鑑定の結果、凶器の包丁から被害者以外の血液がわずかに検出され、犯行の際、犯人は自らの手を傷つけた可能性が高いことも判明する。 そんな中、バーのカウンターにネイルサロンの名刺が貼ってあることに気付いた糸村と神崎莉緒(栗山千明)は、サロンの店長・小川深春(工藤)を訪問。深春は、里香子が来店したことはあるものの彼女のこともマドラーのことも分からないと証言する。 WEBザテレビジョンでは、毎週木曜のドラマ放送日の掲載で、上川の“おすすめエンタメ”にまつわるエピソードと共にストーリーを紹介する連載企画「遺留メモ・令和版」を展開中。第4回となる今回は、最近見た映画で気になった作品について語ってもらった。 ――最近、見た映画で気になった作品はありますか? これはたぶんノスタルジーなんですが、植木等さんの「日本一」シリーズ。まだ3本くらいしか拝見していませんが、すごく楽しかったんです。 1960年代半ばといった、僕が生まれるちょっと前の時期の作品達なんですが、まさにこれから東京オリンピックが始まるという高度成長期ならではの時代のエネルギーがヒシヒシと伝わってきて、それが妙に気持ちが良い。 首都高速を車で走るシーンが出てくるんですけれども、まだ騒音対策など考慮した防壁が立っていないので、広々と抜けた景色が見られますし、出来たばかりでピカピカの駒沢公園など、その頃の東京の街並みがバックグラウンドになっていて、当時の社会情勢なども描かれていくものですから、自分の生い立ちを辿るような気分にもなりました。 「やけに今日はおかんむりだね」といった、今では死語になっているような当時の懐かしい言い回しも耳に心地よくて、これがまたタイムスリップしたような気分に浸ることができたんです。。 若い方がどう感じるのかは分かりませんが、僕と同世代の方にはきっとお楽しみいただけるのではと思います。 ◆取材・文=月山武桜