風邪を引きやすい今だからこそ意識したい!自然治癒力を高める「ナチュロパシー」とは?
運動や断食でデトックス
⚫︎断食は病気を治すものではないが、身体が自然に治癒する機会を提供する 「断食の目的は、本来持っている自己治癒能力を引き出すこと。断食そのものが病気を治す効果はありませんが、断食をすることで消化器官が休まり、体内に蓄積された毒素を排出することを目指します。ただし、断食を行うべきではない場合もあるため、きちんとした専門家の指導のもとで行うことがお勧めです」 ⚫︎運動や身体活動は、栄養と排泄のバランスを保つ 「運動の役割は、栄養と体内の排泄(排出)のバランスを保つことです。エネルギー源となる栄養素を得て身体の成長や修復を行い、不必要な栄養素は老廃物や毒素となるので、汗や尿、便によって排出します。運動することによってこれらの循環を促進します。栄養をスムーズに吸収しながら、老廃物を効果的に排出する。これにより、身体全体が健康的に機能しやすくなり、病気を防ぎやすくなるのです」
まとめ
⚫︎外部療法は緩和効果しかなく、治癒効果はありません 「ナチュロパシー(自然療法)、アロパシー(逆症療法)、アーユルヴェーダ、ホメオパシー(同類療法)など、薬の有無に関わらず、どの治療法であっても外部からの治療は一時的な緩和に過ぎません。薬は「症状」に対して治療効果がありますが、最終的には病気と戦うための活力(自然治癒力)が必要です。外部の治療に頼るだけではなく、心身のバランスや生活習慣の改善など、根本的な見直しが必要です。身体全体(心+身体+魂)を扱い、精神的な満足感を高めましょう」 ■POINT 健康意識が高くなれば身体に良さそうなものを、あれもこれも“加えがち”だが、「何を取り入れるか」にこだわりすぎていたことも、かえって身体の自己治癒力を弱らせる原因だったことも分かった。敵(ウイルス)と戦うときに、たくさんの鎧を身にまとうことは一時的には有効だが、鎧に頼れば頼るほど、本来持っている戦う力をサボらせることになる。健康体であれば侵入した細菌は破壊され、弱っていれば毒素が蓄積し、病気になる。これらを意識して、症状の緩和だけに依存せず、生活習慣の見直しが重要だ。