町田、奇跡の逆転優勝へ望みつなぐ 2試合で首位神戸と勝ち点差7→3に肉薄 決着は最終節へ
「明治安田J1、町田1-0京都」(30日、町田GIONスタジアム) 3位の町田はMF相馬が後半に決めた得点を守り切り、ホーム最終戦を白星で飾った。首位の神戸が柏と引き分けたため、残り1節で勝ち点差が3に縮まり、奇跡の逆転優勝へ望みをつないだ。 首位・神戸と勝ち点差5で、逆転優勝へ残り2戦を勝つしかない町田。前半からロングボールを前線に送り、FWオ・セフンを起点に相手陣を攻め込む。ロングスロー、コーナーキックから何度もチャンスをつくったが、最後の精度を欠き前半を0-0で折り返した。 後半も試合は町田ペースで進み22分、ついに均衡が破れる。GK谷のロングフィードからセカンドボールを回収し、左サイドの相馬が前進。「調子がかなり戻ってきた」と話していた通り、キレのあるドリブルでそのままゴール左に侵入し中央へクロスを送ると、相手GKの手に当たってコースが変わり、そのままネットに吸い込まれた。 後半33分にはケガで離脱していた日本代表DF中山とMF荒木を投入。盤石の体制で京都の反撃を抑え込み、ゲームを締めた。 これで勝ち点を66に積み上げて、12月1日に試合のある同65の広島を抜き2位へ浮上した。春から首位を快走するも夏場に急失速し陥落し、一時は残り3試合で首位と勝ち点差7と優勝が絶望的な状況に追い込まれたが、前節から立て直し首位と肉薄。史上初のJ1初昇格初優勝の偉業が再び見えてきた。