ヤマハ「テネレ700」&ホンダ「XL750トランザルプ」2025年新型はどう変わった!? ミラノショー会場でその姿をとらえた
オフ指向に強化されたテネレと堅実に進化するトランザルプが同価格帯で衝突? カワサキも新モデルで参戦か
新型テネレ700、新型トランザルプは共に日本導入の可能性は高く、近日中のアナウンスに期待したい。ホイールサイズや車体重量といった基本的な要素にはあまり差はないが、ただしオフロードでの操作性という面では、改良されたサスペンションやプロポーションを備えるテネレ700の実力が気になるところだ。対して排気量のアドバンテージがあるトランザルプは、新スタイルで着実にアップデートを遂げているほか、兄弟モデルであるCB750ホーネットの日本登場の可能性も高く、国内での注目度は高まるだろう。双方ともに価格は未発表だが、イギリス仕様はすでに価格が発表されており、新型テネレ700は1万400ユーロ(約170万円)、新型トランザルプは1万532ユーロ(約172万円)でほとんど同じだ。国内でも同価格帯に落ち着くとすれば、自然、日本のファンにとっても気になるライバルとなるだろう。 さらにダークホースの存在がある。というのはホンダ、ヤマハのほか、カワサキも大型アドベンチャーらしき新モデルをミラノショー会場へ持ち込んでいたのだ。箱に覆われたそのモデル、今回正体は不明だったものの、21インチの大型ホイールやフェアリングを確認することができた。また排気量は不明だが「KLE EST1991」としてモデル名と「KLE500」が発売された年が表示されていたことから、KLEシリーズに連なる新型ミドルアドベンチャーが予想されている。こちらの続報も待ちたい。 ■Ténéré700(2025 欧州仕様)主要諸元 ・全長×全幅×全高:未発表 ・ホイールベース:1595mm ・シート高:875mm ・車重:208kg ・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 688cc ・最高出力:73.4PS/9000rpm ・最大トルク:6.9kg-m/6500rpm ・燃料タンク容量:16L ・変速機:6段リターン ・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク ・タイヤ:F=90/90-21(チューブタイプ) / R=150/70R18(チューブタイプ) ■XL750トランザルプ(2025 欧州仕様)主要諸元 ・全長×全幅×全高:2325×838×1455mm ・ホイールベース:1560mm ・シート高:850mm ・車両重量:210kg ・エジンン:水冷4ストロークSOHC4バルブ2気筒755cc ・最高出力:67.5kW/9500rpm ・最大トルク:75N・m/7250rpm ・燃料タンク容量:16.9L ・変速機:6段リターン ・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク ・タイヤ:F=90/90-21、R=150/70-18
Webikeプラス編集部