【人気モデル 購入最前線】スズキ ハスラー編(2022年6月)
※寄稿元:月刊自家用車編集部(内外出版社) [関連写真、10点掲載!!] ~【人気モデル 購入最前線】スズキ ハスラー編(2022年6月)~ 多彩なカラー設定に加えて、ディーラーOPアイテムも多数用意。アウトドア系アイテムも充実
【パワートレーン選び】なかなか侮れないNA+FFの組み合わせ。これでもハスラーらしさは楽しめる
見た目こそ先代からのキープコンセプト路線だが、中身に関しては大幅刷新。プラットフォームを一新し、全車速型ACCや車線逸脱抑制機能まで対応するなど、現行ハスラーの走りは、まさにで別物と言っていいほど進化している。 NA車とターボ車が選べることは変わらないが、全グレードがマイルドハイブリッド化したことに加えて、NA車のエンジンは新世代のR06D型に変更。NA車とターボ車を乗り比べると、スペックの数値以上にその差が縮まっていることを実感できる。高速走行での追い越しなど、エンジンに負荷がかかる場面でこそターボ車の余力感が際立つが、街中を流す分にはその違いはほとんど感じられない。卓越したシャシー性能がもたらす幅広い速度域での安定した走りは、NA車でも存分に楽しめる。 NA車とターボ車を同等グレード同士で比較すると、その価格差は約10~12万円ほど。なおデビュー直後はNA車にはACCを装着することができなかったのだが、2022年5月に実施された最新改良でNA車にもACCが装着可能となった。改良前はACCが欲しくてターボ車を選んでいたユーザーが一定数いたことが予想できるが、もはやACC目的でターボ車を選ぶ必要はない。 FF車と4WD車の価格差は約13~14万円ほど。ハスラーの4WD車にはグリップコントロールやスノーモードを備えるなど、ある程度の悪路にも対応できる機能も備わっており、アウトドアや冬場の寒冷地などでは重宝できるが、普段使いでそこまで必要かといえば……。レジャーの足としてハスラーを使いたいユーザーでもFF車で十分だろう。
【グレード選び】コスパに優れるG系でも機能系装備は充実
NA車もターボ車もベーシックなG系と装備充実のX系を設定。2022年5月の最新改良時にはX系をベースに専用内外装で差別化された特別仕様車「J STYLEⅡ」も追加されている。 G系でもACCや車線逸脱抑制機能、マルチインフォメーションディスプレイ、防汚シート&フロアなど、現行ハスラーの目玉機能は備わっており、実用車「ハスラー」の良さを体感できる。 X系はLEDヘッドライト(Gターボにも標準装着)やアルミホイールに加えて、カラーパネルや本革巻ステアリング、トリム処理など専用の内装加飾が加わることで、よりカジュアルなキャビンに仕立てられている。G系に比べると約15万円ほど高くなってしまうが、ハスラーに与えられている独特の世界観を楽しみたいユーザーにはこちらの方がオススメできる。 特別仕様車として新たに追加されたJ STYLEⅡは、X系が持つ世界観の延長線にあるグレード。X系よりもさらに約5万円ほど価格は上がってしまうが、気に入ったら買い。ウッディブラウン2トーンなどの専用色が選べるのは、このグレードのみになる。 グレードの価格差はそれほど大きいモデルではないため、コスパ重視ならG系、ハスラーらしい遊びココロも楽しみたいならX系という選び方で問題ない。多彩なオプションで自分好みのハスラーに仕上げられることも大きな魅力だ。 ●文:月刊自家用車編集部 ※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
月刊自家用車編集部