国枝慎吾が2時間54分の激戦を制して2年ぶりの王座奪還に王手、東京パラリンピック決勝のリマッチに勝利 [全豪オープンテニス車いすの部]
国枝慎吾が2時間54分の激戦を制して2年ぶりの王座奪還に王手、東京パラリンピック決勝のリマッチに勝利 [全豪オープンテニス車いすの部]
今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月27~30日/ハードコート)の車いす男子シングルス準決勝で、第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)がトム・エフベリンク(オランダ)を5-7 6-4 6-4で下して2年ぶりの王座奪還に王手をかけた。試合時間は2時間54分。 【表彰写真】男子シングルス銀メダルのトム・エッグブリンク、金メダルの国枝慎吾、銅メダルのゴードン・リード [東京2020車いすテニス] 競り合いとなった第1セットを落とした国枝はセットオールに追いついたあと、第3セットの出だしでブレークされて0-3とリードされながらも挽回して勝利をもぎ取った。 ふたりは昨年9月に東京パラリンピック(東京・有明テニスの森/ハードコート)の決勝を争っており、国枝がエフベリンクに6-1 6-2で勝って金メダルを獲得していた。 全豪に5年連続14回目の出場となる37歳の国枝は2007年から15年まで出場した全大会で単複制覇を果たし、初出場からの5連覇を含むシングルス10回の優勝を誇る。タイトル防衛に挑んだ昨年は、準決勝でアルフィー・ヒュウェット(イギリス)に3-6 4-6で敗れていた。今大会の1回戦では、ディフェンディング・チャンピオンのヨアキム・ジェラード(ベルギー)を6-4 6-2で破って勝ち上がっていた。 国枝は最終ラウンドで、第2シードのヒュウェットと対戦する。ヒュウェットは準決勝で、ステファン・ウッデ(フランス)を6-1 6-1で下しての勝ち上がり。 フェルナンデスとのペアでダブルスにも出場している国枝は前日に行われた初戦で、第2シードのヨアキム・ジェラード(ベルギー)/ウッデを6-3 6-2で破っており、決勝で第1シードのヒュウェット/ゴードン・リード(イギリス)と顔を合わせる予定になっている。 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。(テニスマガジン)
テニスマガジン編集部