新成人へ「大輪咲かせて」 中津市の保護者ら、エールの花火150発
大分県中津市の小祝漁港で9、10日、保護者が新成人を祝うエール花火があった。計150発を打ち上げ、夜空に花火の花束を贈った コロナ禍で普段と違う生活を強いられる中、豊陽中の保護者仲間の川嶋千春さんと長倉恵さんが発案した。昨年11月ごろからママ友や企業に企画を広めた。趣旨に賛同した130人以上から協賛金を得たという。
市内のいろいろな場所から見物でき、密集を防げるように打ち上げ場所を選んだ。事前に告知はせず、保護者や新成人に口コミで伝えた。花火玉には「二十歳の笑顔は中津の宝物」「自信を持って前へ進め」など、保護者から寄せられたメッセージを記した。川嶋さんは「花火を通じて、新成人には応援してくれる人がいることを知ってほしかった」と話した。