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多くの人々が同時にデジタルサービスの 利便性を実感したことに可能性がある【コロナ後に社会はどう変わるのか(奥野友和)】

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 自らの仕事、私生活を通じて緊急事態宣言下の2カ月間の自粛生活を「一個人」としてどのように向き合い対処したのか。  等身大の問題としてコロナ禍による暮らしの内実を綴っていただいた。  ――――奥野さんは、Spiral Capital株式会社 代表パートナーであり、キャリアとして主に投資銀行業務を歩み、日本におけるベンチャーキャピタリストとして活躍をしている。コロナ禍を経た現在、奥野さんに経営者としてどのように社会が変化するのかについて自らの肌感覚でお話しいただいた。 この記事の写真はこちら ◼︎日本のDXが一気に加速する可能性  緊急事態宣言の全面解除によって、多くの国内企業が活動を再開しました。しかし、パンデミック終息の見通しは立っておらず、厳しい事業環境が続いています。私共ベンチャーキャピタルにとっても、投資先企業の業績悪化等、短期的にはマイナスの影響は避けられません。  しかし、今回のコロナ危機への対応を通じて、政府・企業・個人全てのレベルにおいて一斉にデジタル・トランスフォーメーション(DX)の機運が高まったことは、今後我々ベンチャー業界のみならず、日本経済全体にとっても千載一遇のチャンスになるのではないかと考えています。  DXとは、言い換えれば新たなデジタル・サービス(DS)が成長していくことに他なりません。  新たなDSが成長していく上で重要なポイントになるのが、利用者側がそれを受け入れる準備ができているかということです。そして、利用者側の準備を整える一番良い方法は、一度実際に使ってもらうことです。  今回、自粛期間中の生活を支えるツールとして、多くの人々が様々なDSを利用しました。  中でも、ZoomやNetflix等のサービスは急成長し、生活インフラの一部として定着した感があります。   しかし、何より重要な変化は、老若男女問わず多くの人々が同時に様々なDSの利便性を実感したということです。  その結果、特にシニア層におけるデジタルアレルギーが克服されることで、今後日本のDXが一気に加速する可能性があると考えています。 (『一個人』夏号より構成) 【参考】 奥野さんが代表パートナーを務められる「Spiral Capital」のの記事は『日本経済新聞』WEB版で参照できます。 https://r.nikkei.com/persons/%E5%A5%A5%E9%87%8E%E5%8F%8B%E5%92%8C

文:奥野友和

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