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【川崎】セットプレー強化の理由。光る脇坂泰斗のキック精度と戸田コーチらスタッフの存在

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SOCCER DIGEST Web

脇坂は「感覚は良い」

 リーグ再開後3連勝で首位と、好調ぶりを示しているのが川崎だ。今季から導入した新システム4-3-3で、長谷川竜也、レアンドロ・ダミアン、家長昭博の強力3トップが猛威を振るい、自慢のパスワークも健在。リーグを席巻している。 【J1第4節PHOTO】川崎3-1柏|家長が2ゴールの大活躍!ダミアンも決めた川崎が3発快勝で3連勝!  その勢いのあるチームで光るのが、鬼木達監督が「過密日程で鍵となる」と中断期間から綿密に準備してきたセットプレーだ。  リーグ再開初戦の2節鹿島戦では、点を決めた谷口彰悟のポジションの是非はあったにせよ、用意していたショートコーナーからの展開で、試合開始早々にゴール。前節の柏戦ではCKから2ゴールを奪っている。  指揮官の狙いが見事に結果につながっている形だが、まず評価されるのが今季、メインキッカーを務める脇坂泰斗のキック精度だ。 「優勝してきたシーズンはセットプレーで取れていますし、逆に昨年は取れませんでした。その分、キッカーとして責任を感じていますし、トレーニングでもセットプレーの練習を結構やっているので、結果につながって良かったです」  笑顔でそう語る脇坂は「中には強い選手がいるのでそこに合わせるだけ」と謙遜するが、「リラックスして蹴れています」と好調ぶりを窺わせる。  柏戦のゴールは、まず40分に右サイドからのCKをニアに蹴り、車屋紳太郎と競った相手DFの頭をかすめたボールを背後の家長がヘッドで決めた。  そして52分には今度は左からのCKを再びニアへ送り、L・ダミアンのヘッドでの得点をアシスト。 「あそこのニアのところに入る狙いがありました。前半は(柏の)オルンガ選手が出ていて、その前ですらしてという考えがありましたが、後半はオルンガ選手が交代していたので、本当にリラックスしてダミアンに合わせるだけという感覚でした」と語ったように、脇坂の精緻なキック技術とチームとしての狙いが見事に重なった2ゴールだったと言えるだろう。  ちなみに脇坂は前日の練習では直接FKを沈めているようで、18日の横浜FC戦に向けては「(ゴールは)チームメイトから明日出せよと言われましたが、キックの感覚は良いので自信を持って蹴りたいです」と意気込んだ。  また鬼木監督は、チームとしてセットプレーに取り組む姿勢を評価しつつ、自らを支えるスタッフ陣への感謝も口にする。 「(今季から加わった)戸田(光洋)コーチを中心に、コーチ陣が練ってやってくれています。選手も重要性を分かってきていると思いますし、リーグが再開する前から話していましたが、セットプレーは本当にキーになると思っています。攻守でしっかり点を取りたいですし、点を取らせないことを続けたいです」  またDF車屋紳太郎も「ミツさん(戸田コーチ)らが準備をしてくれていて、僕たちも良い準備ができています。結果にも出ているので、自信を持ってやれています」と手応えを語る。  リーグの覇権奪回を目指す今季の川崎にとって、セットプレーはチーム力を高める新たなキーファクターになりそうだ。   取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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