「巨大恐竜展」がパシフィコ横浜で開幕。ロンドンから来日した全長約37メートルの「パタゴティタン・マヨルム」が日本初公開!
第3章「ティタノサウルス類:最大恐竜の生活」
本展の目玉である、パタゴティタンの巨体に圧倒される。パタゴティタンとはアルゼンチンのパタゴニアで見つかった前期白亜紀の竜脚類ティタノサウルス類。彼らはティタノサウルス類のなかでも最大級の種で、生存時は全長約37m、体重約57tあったとされ、現在陸上最大の動物であるアフリカゾウ9頭分よりも重いのだという。 この巨体はどのようにして獲得されたのか、小さな卵から孵った雛は、どのような試練を生き延びなければならなかったのか。タッチパネルを駆使した体験型展示で楽しみながら学ぶことができる。章の末尾には大英自然史博物館からの深淵なメッセージも。
第4章「さまざまな竜脚類」
パタゴティタンの大きさを堪能した後には、ティタノサウルス類以外の竜脚類にも目を向けたい。北米ではパタゴティタンより古い後期ジュラ紀(約1億5000万年前)にディプロドクスやカマラサウルスが繁栄し、南米ではアマルガサウルス、日本の福井県ではフクイティタンという竜脚類も見つかっている。アジアでは中国やタイからフクイティタンと近縁な竜脚類が見つかっているので、進化を考えるうえで福井県の恐竜化石は重要な意味を持つ。
第5章「巨大恐竜の終焉」
草食恐竜は肉食恐竜に食べられるだけでなく、エサとなる植物をめぐって生存競争にさらされる。他の草食恐竜をはるかにしのぐ巨体を誇る竜脚類も、必ずしも地球上の大陸全土で栄え続けていたわけではないようだ。植物を咀嚼することに特化した鳥脚類や、分厚い鎧のような骨で身を守ったヨロイ竜類など、様々な草食恐竜たちの生存戦略を見ていこう。 コラボレーショングッズや展覧会にちなんだオリジナルメニューが並ぶ特設カフェなど、楽しみもいっぱい。夏休みのおでかけにぴったりだ。
Art Beat News