【インテリア実例】「ティファニー ホーム」のディレクターがハンプトンの家を公開
子ども時代、ローレンはフランスに旅行することが多く、大人になるとパリに住んだ。現在「ティファニー」の運営を担うのがフランスの会社であることを考えると、彼女とこの国の縁はかなり深そうだ。 ローレンは、自身が働くブランドについてこう話す。「ここ数年の間アレクサンドル・アルノー(2021年に『ティファニー』を買収したフランスの高級ブランドグループLVMHの会長であるベルナール・アルノーの息子で、『ティファニー』プロダクト・コミュニケーション部門のエグゼクティブ・バイス・プレジデント)の下で改革が進められていたのですが、幼少期から『ティファニー』と慣れ親しんできた私としては、この歴史あるブランドが新しい顧客の心をつかみ、モダンな要素を取り入れていく様子を目の当たりにして、強い刺激を受けました」。チャールズ・ルイス・ティファニーも、同じことを感じるに違いない。
リビング
リビングにレイアウトされた木製のコーヒーテーブルとデイベッドはカスタムメイド。縦溝彫りの円柱の上に飾られているのは、ルネ・マグリットによる作品《The Legend of the Centuries》。
バー
八角形というフォルムと波を描く縁取りが印象的な「ソーン・ブリテン」のテーブルは、離れのバーとしての役割も果たす。その上を見ると、アンディ・ウォーホルがアーティストのR・C・ゴーマンを描いた作品が。テーブルの上に並べられた抽象的なデザインのグラスウェアが、現代アートと呼応する。
original text : ALISA CARROLL translation : CHISATO YAMASHITA From: Veranda