レモンの酸味とオレンジの甘み楽しめるマイヤーレモン 収穫量は豊作の去年より2割減 三重・御浜町
マイヤーレモンの収穫が最盛期=御浜町(三重テレビ放送)
甘みと酸味を兼ね備えた三重県南部の特産品、マイヤーレモンの収穫が最盛期を迎えています。 マイヤーレモンはレモンとオレンジの自然交雑で生まれたとされ、温暖な地域での栽培に適していることから、県内生産のほとんどを県南部の御浜町と紀宝町が占めています。 御浜町柿原の田中高美さんの農園では、詩人・高村光太郎の詩に由来するとされる10月5日の「レモンの日」に収穫を始め、田中さんと従業員が黄色く色付いた実をはさみで切り取っていました。 田中さんは「レモンの酸味とオレンジの甘みの両方が味わえる。今年は全体的に量は少ないが、実が大きく丸々とし今年も良い出来」と話していました。 作業は12月末まで行われ、収穫量は豊作だった去年より2割ほど少ない70トンを見込んでいて、東京や大阪のスーパーなどに出荷されます。 田中さんは「チューハイに入れたり、お菓子作りに使ってほしい」とPRしていました。