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新型コロナ収束願い全国一斉打ち上げ花火「上を向いていこう」浜名湖から思いの詰まった65発 静岡県

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静岡朝日テレビ

 緊急事態宣言や休業要請は解除されましたが、長引く新型コロナの影響は続いています。暗くなりがちな気持ちを明るくしようと、きのう、全国一斉で花火が打ち上げられました。  北は北海道。南は沖縄まで。  昨夜8時、全国の夜空を彩った花火。大輪の花に込められた願いは新型コロナの収束。そして、沈んだ心を元気に。若手の花火師たちが立ち上げたこのプロジェクトには全国160以上の業者が参加しました。

浜名湖 幕開けの青は医療従事者への感謝を表現

 湖西市にある三遠煙火は発起業者の1つです。1952年創業。これまで全国の大会で数々の賞を手にしてきました。花火打ち上げの8時間前。小口浩史取締役は準備に問題がないか最終確認していました。 小口浩史さん:「ほぼ夏に花火大会があるんですけど、そのほとんどがいま中止になっているということは、収入はほとんどない状況です。本当に会社によっては、もう100%(売り上げが)ない会社もある、と考えています」  新型コロナにより、各地で花火大会の中止が決まり、この業者も13人の職人は4月上旬から休業を余儀なくされています。それでも、下を向かず、花火に思いを込めます。 三遠煙火 小口浩史さん:「花火を見て元気になっていただく、そして笑顔になっていただく。花火というものは上を見ないと見れませんので、本当に上を向いていこうと」  約300年前に疫病が流行した際、悪疫退散を願ったことが起源とされる打ち上げ花火。同じ願いを刻みます。打ち上げ場所に選んだのは浜名湖。周りに建物がなく、多くの人に見てもらえるためです。午後8時。願いを込めた花火が夜空に。  幕開けの色は青。医療従事者への感謝を表現しています。人が密集するのを避けるため、打ち上げの開始時間や場所は公開されず、時間も5分以内。それでも、思いが詰まった65発です。突然の音と光に気付いた人たちは、空を見上げます。 「花火つくってくれたひとになんてつたえたい?」 4歳の男の子:「ありがとう うふふふふ」 10代女の子:「今年はお祭りがなくなったから、見られてよかったと思いました。きれいでした、ありがとう」

静岡市 3年連続中止の安倍川花火が「少しよみがえった」

 静岡市の安倍川でも、花火を目に焼き付ける人が。写真に収める人もいました。安倍川花火大会は3年連続の中止が決まる中、思わぬプレゼントに感謝しました。 幼稚園児:「最初のところが、いっぱい(花火が)出て、うれしかった」 男子児童:「ものすごくきれいでした。明るくて、自分も元気になった感じがした」 見物していた女性:「3回も安倍川の花火がだめになって、今年はコロナでこんな状況で、その中でも、花火師さんたちが上げてくれたことが感動します。安倍川の花火がちょっとよみがえった」  願いがいっぱいに詰まった打ち上げ花火。わずか5分の時間が上を向く力となり、長い間、沈んでいた心を癒しました。