ZOOMで印象よく! ウィズコロナ時代のメガネ選び。
平日の昼間から自宅とその周辺にいる暮らしが当たり前になるなんて、一年前には想像もつかなかったことだ。思いもよらぬ形で働き方改革が進んでいる。ライフスタイルが変わったから、服装も見直したくなる。ビデオ会議用の装いが必要だし、ダラダラした服装ではヤル気が起きない問題も解決したい。そこで今回、人の印象を大きく左右するメガネで変化させる新しい装いを探った。 【店舗情報詳細】「アヤメ オプティカル ストア」 ナビゲーターを努めてくれたのは、シンプルな服装を好むお洒落な男女に人気のブランド、アヤメのデザイナーである今泉 悠さん。 3つのシーン別にアヤメのラインアップから最適なモデルを選んでもらった。今泉さんはデザインするとき顔の一部としての美しさと、全身のファッションとの調和を入念に考える。美容師の資格まで持つ、美意識の高い彼の声に耳を傾けてみよう。
■シーン1 ビデオ会議
ZOOMなどモニタ画面で対話する仕事用に、顔映りのいいメガネを探している人は多いだろう。相手が初対面のケースもあるから、顔の印象には決して気を抜けない。今泉さんが導いた答えは以下の通り。 「丸メガネでキマリでしょう。優しい印象を与えられます。昔の日本人っぽいイメージがあるからか、ビジネスシーンではまだあまり浸透していないようですがお薦めです。僕はモニタ越しに人に会うときは、すっきりとしたメタルの丸フレームを掛けることが多いですね。クセのあるメガネで自己主張して、わざわざ敵をつくる必要もありませんから(笑)」 丸メガネはファッション感度の高い人に愛用者が多い形だ。ぜひこの機会に仕事に応用してみよう。写真の2本のうち、上はメタルとセルのコンビタイプ。セルのグレーの色に落ち着きがあり、メタルの知的なニュアンスも大人のムードだ。下のセルフレームは、上部だけがスクエアになったミックスフォルムが特徴。「これなら丸メガネ初心者でもチャレンジしやすいでしょう」と今泉さん。
■シーン2 デスクワークと近所外出
家の中でひとりでいるなら、だらしない格好でも許されるのがリモートワークの良さだが、仕事のモチベーションが上がらないときもある。そうしたときに、強さのあるメガネを小道具に活用するのが今泉さんの流儀だ。 「夜中にデザイン画を描くことが多いのですが、パジャマだと仕事の気分になれないんですよね。そこでデザイン性のあるメガネを掛け、気分を高めています。モノの力を借りて、鈍りがちな自分のアンテナを整える行為です。メガネで顔だけパキッとさせれば、上下スウェット姿でもコートを羽織るくらいで軽い外出もOKになります」 チョイスされた写真の2本のうち上は、シルバーメタルのブリッジが左右をつなぐ個性派。派手さはないが、掛けると顔にクリエイティブな表情が表れる。下のフルメタルタイプは、フロントのダブルブリッジがインパクト大。これを細いフレームで上品に仕立てる繊細さがアヤメの持ち味だ。