『シン・ウルトラマン』庵野秀明&樋口真嗣が描く、新たなウルトラマンの世界
【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1057回】 【写真全15枚】『シン・ウルトラマン』と『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。 今回は、大ヒット公開中の『シン・ウルトラマン』と『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』をご紹介します。
映画館で観たい!『シン・ウルトラマン』 ~その眼差しの先には、何が見えているのか……
1966年のテレビ放送開始以来、海外でも100を超える地域で放送され、いまなお多くのファンを魅了するヒーロー、ウルトラマン。日本を代表する人気キャラクターが、新たに『シン・ウルトラマン』として映画化されました。 『シン・ゴジラ』の庵野秀明と樋口真嗣がタッグを組み、新たな試みに挑んだ空想特撮映画です。
『シン・ウルトラマン』のあらすじ
「禍威獣(カイジュウ)」と呼ばれる巨大不明生物があらわれ、その存在が日常となった日本。通常兵器ではまったく歯が立たず、限界を迎えた日本政府はスペシャリストを集めて「禍威獣特設対策室専従班」、通称「禍特対(カトクタイ)」を設立する。 選ばれたのは班長の田村君男以下、作戦立案担当官・神永新二、非粒子物理学者・滝明久、そして汎用生物学者・船縁由美。 彼らが任務を遂行していたあるとき、大気圏外から銀色の巨人が突如出現。その巨人対策のために、分析官の浅見弘子が禍特対に配属される。神永とバディを組むことになり……。
『シン・ウルトラマン』のみどころ
主人公の神永新二を演じたのは、斎藤工。これまでさまざまな作品で存在感を残してきた実力派俳優が、“ウルトラマンになる男”を熱演しています。 地球の平和を守る禍特対のメンバーには、西島秀俊、長澤まさみ、有岡大貴、早見あかりと、超豪華なキャストが集結。また田中哲司、山本耕史、岩松了、長塚圭史、嶋田久作、益岡徹、山崎一、和田聰宏が物語の鍵を握る重要な役どころで出演しています。 さらに初代「ウルトラマン」に初登場し、凶悪宇宙人とも呼ばれている外星人・ザラブの声を人気声優の津田健次郎が担当していることにも注目ですよ。