子育て世代が地域の企業とつながり、就職のきっかけをつかむための交流会が12日、三重県鳥羽市で開かれました。 　子育て世代が家庭とキャリアの両立を模索する中、企業側も人材不足の課題を解決するため、双方のニーズをすり合わせる取り組みが進んでいます。 　この日は、鳥羽ビューホテル花真珠に地元企業5社と子育て世代の15人が参加して交流会が開かれ、参加した企業の担当者から子どもの行事や体調に合わせた勤務形態について説明を受けていました。 　また、今回初めて子どもたちが自由に遊べる場所を確保して開かれ、参加した親子は子どもの遊ぶ様子を見守りながら交流会を楽しんでいました。 　参加した人からは「子どもが熱を出した場合、すぐ帰れるような環境が整っている職場がたくさんあって良いと思った」などの声が上がっていました。 　鳥羽ビューホテル花真珠女将の迫間優子さんは「時間帯や働き方など、それぞれに合わせた働き方を提供していきたい」と話していました。 　県の担当者は「当初の予定より参加枠を増やしての開催となり、それだけ働きたい人が多いことがうかがえる。今後も望まれる人に合った就職先が見つかるよう支援していきたい」としています。