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カープ若手左腕の塹江敦哉はチームを背負う存在を目指す

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広島アスリートマガジン

 毎年のように期待をかけられながら、これまで結果を残すことができなかった塹江。 だが、プロ6年目の今季はオープン戦で見違えるような球を投げ込み、成長の証を見せつけた。周囲の助けを得ながら自信を取り戻した左腕は、この道を突き進んでいく。 ―塹江投手にとって昨季はどんな1年間でしたか?  「春のキャンプから全然ダメで、『このままじゃ終わる。何かを変えないと』と思っていました。また150キロを投げてもコントロールが悪くて、追い込まれて甘い球を投げて打たれるという、そういう自分のイメージを払拭したいという思いもありました。自分自身課題はよく分かっていたつもりでしたし、周りもそういう自分に見飽きてきたんじゃないかと思っていました。そういうこともあって『なんとか出口を見つけて頑張ろう』と思ってやっていましたが、自分だけの力じゃ厳しいと気づいたのも事実です」 ―そうした状況の中、周囲からの協力は得られたのでしょうか?  「最初はまったく投げられていない状況だったのですが、幹英さんや、菊地原さん(二軍投手コーチ)につきっきりで見てもらって、だんだんと良い球が投げられるようになりました。7月に一軍にあがったときは、自分の実力で上がったというより、周りに一軍に押し上げてもらったイメージでした。そのときは結果どうこうよりも、やってきたことが一軍で出来なかった時にこれまで協力してくれていた人たちを悲しませてしまうと思ったので、なんとか自分がやってきたことを見せるようにということを意識していました」

―そういった気持ちでマウンドに上がった結果、何かご自身の中に変化はありましたか?  「そのままやってダメならしかたがないと思ってやってみて、そして3試合連続結果が出ました。その後二軍に落ちたんですが、少しでも自分が思うような投球が出来たのは自信になりました。ザキさん(中﨑翔太)や、大地さん(大瀬良大地)のように、チームを背負って立つような存在に自分もなれるかもしれないと思いましたし、そういうところを目指していきたいという気持ちが芽生えた1年でした」 ―徐々に塹江投手よりも年下の投手が増えてくることで、自身の立場も変化してきていると思いますが、意識する部分はありますか?  「今は自分のことで精一杯ですし、まずは自分を高めていくことが第一だと思っています。ライバルだと言われる年の人たちも多いですが、あくまでもチームメートなので。その人たちから吸収することもあるし、その人たちは敵ではないんです。特にミッキー(高橋樹也)は同じ左投手でライバルなのかもしれませんが、やっぱり一緒に一軍で投げることが僕としての一番の喜びだと思っています」 ―開幕日が不透明な状態で調整面が難しい部分もあると思います。  「特に気持ちの部分で難しいところはありますが、開幕に備えてできることを続けけていくしかなと思っています。状態が良いだけに『開幕していれば良かったのにね』と言われることはあるんですけどね。長いシーズンなので、良い時ばっかりではないし、入りがよければ絶対悪いときもあります。逆に状態が悪くてもできることがあるし、そこから調子を上げていくことも一年投げ切るためには必要だと思っているので、切り替えてやるだけですね。ただ、本来開幕だった3月20日を良い状態で迎えることができたというのは素直に自信になります」

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