宇野実彩子「自分を好きでいるために、上を向きました」
まずは自分を好きでいること。その大前提が歩き続ける原動力になる【宇野実彩子 meets GUCCI 】vol.3
with3月号では、with史上初・50ページもの誌面を割いて、宇野ちゃんを大特集。 【宇野実彩子 meets GUCCI】記事はこちら ここでは「Epilogue(終章)」と名付けられたグッチのコレクションとともに、激動の年にピリオドをうち、新たに走り出した宇野ちゃんの“始まり”を追う。
シャツ¥150000、スカート¥160000、ニットベスト¥120000、アイウェア¥52000、ネックレス¥253000、リング¥340000、バッグ「グッチ ホースビット 1955」¥258000、シューズ¥102000/以上グッチ(グッチ ジャパン クライアントサービス) タイツ/スタイリスト私物
宇野ちゃんが『with』でロングインタビューを受けるのは、昨年の4月号以来。約1年前のその頃、まだ私たちは、こんなに厳しい次の冬を迎えようとはもちろん知る由もなかった。 思ったよりも長く続く混乱の真っただ中にあって、自分を保つのは本当に大変なことだ。あまりの世界の激変ぶりに驚き、足を止めてしまった人もいるだろう。後ずさりして、元居た場所にさえなかなか戻れない人だっているかもしれない。 だが、宇野ちゃんはこの状況下にあっても、きちんと前を向いて進んでいる。昨夏にはYouTubeチャンネルを開設し、カバーの歌唱動画や、撮影の密着動画など、たくさんのコンテンツを配信。宇野ちゃん自身が全身で楽しんでいる様子が伝わってくる動画に、癒やされ、励まされた人も多いに違いない。 この一年を宇野ちゃんがどのように過ごし、たくさんの困難をどう乗り越えここまでたどり着いたのか。まずは昨年を振り返るところから、インタビューはスタートした。 「2020年は、あまりにも世界が大きく変わった1年でしたよね。私もあらゆる仕事がストップし、行き先が分からぬままジタバタともがいて。全速力で走っているのに同じ場所から全く進めないような苦しさの中で過ごしていたように思います。 それこそAAAのツアーが延期になったことをはじめ、進行中だった多くのプロジェクトが止まって本当に戸惑ったし、悔しかったし。気持ちが落ちるところまで落ちましたね。楽観的な私もさすがにきつかった」