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【新海誠監督×本田翼スペシャル対談】『天気の子』制作秘話も満載! 「20代の恋愛を描く可能性はないんですか?」

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集英社ハピプラニュース

『天気の子』の世界に、ばっさーが! 監督・新海 誠 × “声優”本田 翼 スペシャル対談

「思いがけないことを言うキャラクターが好き」という新海誠監督が『天気の子』で本格的な声優に初挑戦したばっさーのことを「翼さんははっきり言って、そういうタイプです」と太鼓判を押した。トップクリエイターが語る、知られざるばっさーの才能とは。そして、ばっさーが語る、仕事への意外にもアツい想いとは。“好きなこと”をとことん追求してきたふたりの、幸せな“オタク”談義! 【写真】新海誠監督×本田翼スペシャル対談をもっと見る

夏美がどんな人かを翼さんが教えてくれた

映画『天気の子』で本格的な声優に初挑戦したばっさー。ところがアフレコの作業は驚くほど順調に進み、なんと予定よりも数日早く終了。新海監督が、本人さえも気づいていなかった新たな才能を発掘したよう。 新海「主人公の帆高と陽菜の声を担当したのが新人の醍醐虎汰朗くんと森七菜ちゃんだったので、彼らを取り巻く大人の須賀役と夏美役には、誰もが知っている方にやってもらいたいと思ったんです。何人か候補の方の声を聞かせていただいた中で、夏美がどういう子かをいちばん教えてくれたのが翼さんだったんです」 本田「うれしい! でも、アニメに声を当てるのはめちゃくちゃ難しかったです。まず口の動きと声を合わせるのがすっごく難しくて。決められた秒数の中に全然セリフが入りきらないし、どうしよう……ってぼうぜんとしちゃう瞬間があったり。『ここにイントネーションが欲しい』とかいろいろ言われるとだんだんよくわからなくなってきて、結局わからないままやっていたところも(笑)」 新海「ちゃんと言うことを聞いてくれてると思ってました(笑)」 本田「でも、監督が最初に『翼さん自身が夏美ちゃんみたいな人だから』と言ってくださって。私の声を聞いた主演の醍醐くんが『夏美がしゃべってる』と言ってくれたこともすごくうれしかったんですよ。……ってことはあまり考えすぎたらダメなんだろうなって思ったんです」 新海「翼さんは反射神経の人で、その場で言われたことに反射で返してくれるイメージがあったけど、実はものすごくちゃんと準備もしてきてくれたんじゃないかと思ったんです。タイミングもきちんと入っていたし」 本田「いや……」 新海「そうでもなかったですか?」 本田「あはは! いやあ、どうなんでしょうね(笑)。なんか夏美が話すテンポ感がすごく想像できたんですよね。だから……」 新海「準備してなかったんだー」 本田「ひー(笑)。いや、でも準備できないですよ。あんなに猫の声のレパートリーを求められるとか思わないじゃないですか」 新海「飼い猫を抱えた夏美が、『だっさいにゃー』って猫になったつもりで言うシーンがあるんです」 本田「高めの声、低めの声、中間くらいの声。けっこう何パターンも」 新海「翼さんみたいに、こちらが指示を出すたびに違うものを返してくれるタイプって珍しいと思います。もちろん人によりますけど。アニメーションって会話のテンポも句読点や瞬きするタイミングも決まってるから、声の正解が見えやすいんです。プロの声優さんは、その正解を察知するのが仕事だから、『あ、これだ』っていう声をすんなり出してくれる。けど翼さんはテンポがしっかりはまっていながらも、感情のお芝居の部分は毎回違うものをくれるし、その幅が普通の人よりもすごくある気がしました。だからこそ、こっちもおもしろくなってしまって(笑)」 本田「それならよかったー」

取材・原文/松山 梢 撮影/戸松 愛 ヘア&メイク/犬木 愛(アージェ/本田さん分) スタイリスト/本間園子(本田さん分) (c)2019「天気の子」製作委員会  ※この記事はMORE2019年9月号の内容を本ウェブサイト用に編集したものです。

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