石破氏、米に自衛隊拠点を提案 「駐留で同盟関係対等に」
自民党の石破茂元幹事長は9日配信の月刊誌「文芸春秋」電子版のインタビューで、日米同盟の関係を対等に近づけるため、米国に自衛隊基地を設ける案を提唱した。「一定期間駐留することを想定した地位協定を結んで初めて対等となる」と述べた。 【写真】尖閣諸島に43年使われていない米軍の射爆撃場、なぜ? 機密解除文書から浮かび上がる日米関係の曖昧な実相
駐留は「前方展開のためではなく、主に訓練のためでいい」と説明。過去に米政府高官に複数回提案し、好意的な反応を得られたとしている。集団的自衛権の限定容認を踏まえ「米国への基地提供の義務はある程度軽減されてしかるべきだ」との認識も示した。