蒼井翔太「悩んでいました…」高い声、中性的な雰囲気…コンプレックスを抱えていた思春期を振り返る
お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。「あなたの心を、ここではないどこかへ」をテーマに、ゲストの「ココロが動く(=エウレカ)思い入れのある場所」へと案内していきます。 1月8日(土)放送のお客様は、声優、アーティスト、俳優とマルチに活動する蒼井翔太さん。現在、約3年ぶりに全国5都市を巡るライブツアー「蒼井翔太 LIVE 2021-2022 WONDER lab. coRe」を開催中の蒼井さんが、ハイトーンボイスにコンプレックスを抱えていた思春期を振り返りました。
2011年に声優デビューした蒼井さん。「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズの美風藍(みかぜ・あい)役、「劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal」(フィッシュ・アイ 役)など、およそ200本のアニメ・ゲーム作品に出演。声優以外にも歌手、俳優としても活躍。“天使の歌声”と称されるハイトーンの美声で幅広い活動を続けています。
◆男性よりも、女性のほうが演じやすい!?
川島:プロフィールを拝見したのですが、ものすごく多才ですね。本業は声優ということでよろしいでしょうか? 蒼井:そうです! 川島:アーティストとしてはこれまでに13枚のシングルをリリース。デビュー3年目の2016年には日本武道館ライブを開催。テレビドラマ、舞台など俳優としても20以上の作品に出演されています。Twitterのフォロワー数はなんと約100万人! すごいですね。先日の「FNS歌謡祭」(フジテレビ系)では、郷ひろみさんと一緒に(郷さんの楽曲「言えないよ」を)歌われていましたよね。 蒼井:ありがとうございます。歌わせていただきました! 川島:すごいですね。蒼井さんは(バリエーション豊かに声を自由自在に使い分けるため)“七色の声の持ち主”とも言われています。ご自身では何種類ぐらいの声を持っていると感じています? 蒼井:数えたことはないのですが、自分では“今までやらせていただいた役の数だけ声がある”と思っています。 川島:全部(声を)変えていますよね? 蒼井:キャラクターの絵を見ながら(演じています)。例えば、舞台の場合、役を降ろしながら演じていると、自分がしゃべっている声が、そのキャラクターの声になっている錯覚を覚えるんです。 川島:稽古期間も長いでしょうし、地声よりも、演じている声を出している時間のほうが長いときってありません? 蒼井:そうかもしれません(笑)。 川島:メモによりますと、男性より女性のほうが演じやすいそうですね。 蒼井:そうですね。今、こうして聴いていただいている僕の声ってちょっと高いじゃないですか? 男性の声を出すときは、女性が男性の声を出すような感じになるんです。 川島:なるほど! 蒼井:低い声を作っていこうとする方が負担がかかってくるんですよね。 川島:宝塚の男役の方のように、できるだけ低い声で話さないといけないってことですよね。 蒼井:(川島さんの)低い声、うらやましいです(笑)。 川島:逆に僕は低い声しか出せないので。高い声は、どのぐらいまで出せるんですか? 蒼井:赤ちゃんの声をやらせてもらったことがあります(笑)。 川島:すごいですね!? 女性の声帯でも難しい音域ですよ。