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南三陸町長、多久市に感謝状 復旧・復興で職員11人派遣

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佐賀新聞

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町の佐藤仁(じん)町長が9日、復旧・復興のために同町に職員を派遣していた多久市を訪れ、横尾俊彦市長に感謝状を手渡した。高台への住宅移転といった10年間の復興事業も本年度でほぼ終える見通しで、佐藤町長は支援を受けた自治体や企業など約200カ所を回って直接、感謝を伝えている。  2011年3月の震災以降、町が他の自治体から受け入れた職員は多久市を合わせて延べ515人に上る。多久市は震災翌年から昨年3月まで技術、事務系の職員計11人を南三陸町に派遣。佐藤町長は「多くの力添えで新しい町に変わり、なりわいの再生も果たせる見通しになった」と感謝し、派遣された市職員一人一人と握手を交わした。  一方、昨年8月の佐賀豪雨直後には同町から職員3人の派遣を受け、罹災(りさい)証明の判定に必要な被災家屋の調査に当たってもらった。横尾市長も謝意を伝えた。  南三陸町は震災で全世帯の6割を超える3321戸が被災した。死者数は、避難生活に伴う健康悪化などが原因の「震災関連死」を合わせて620人に上り、昨年3月末時点で211人が行方不明になっている。  現在の人口は約1万2500人で、避難の長期化で震災前から3割近く減った。それでも「二度と命を失わない町に」という思いで、公共施設や住宅の再建を進めてきたという。  05年の町長就任から4期目に入った佐藤町長は「ついのすみかができ、住民の不安は解消されつつある。失われたコミュニティーの再構築、にぎわいの再生に全力を尽くしたい」と述べた。

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