Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

卓球の見方は5分で変わる(10) コイントスの駆け引き サーブ権かコート権どちらを選ぶ?

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
Rallys

5分で変わる卓球の見方、第10回のテーマは「コイントス」だ。 卓球の試合はサービスで始まるが、どちらが最初にサービスを出すのだろうか。テニスや囲碁のように、先手の有利不利はないのだろうか。 【写真】サーブを得意とする伊藤美誠 結論から言えば、「ある。ただし、有利と取るか、不利と取るかは選手によって違う」となる。 今回はその心理戦に迫っていく。

決め方のルール

まずはサーブ権の決め方のルールを確認していこう。 国際試合など大きな大会では、試合開始前に「コイントス」(国内ではジャンケンの場合もある)を行うのが一般的だ。世界ランキングが高い方の選手が、コインの出る面(表か裏)を予想する。審判がコイントスを行い、予想が当たった選手が「サーブ権」か「コート権」を選ぶことができる。 「サーブ権」を選んだ選手は、サービス・レシーブのどちらから始めるかを選び、もう一方の相手選手は最初にプレーするコート(エンド)をどちらにするかを決める。 運が絡むため、必ず自分の思い通りになるわけではないが、その選択には確かに戦略が存在する。選手の考え方を見ていこう。

①「サービス」を選択する理由

卓球は、基本的にサービス側が有利な競技といわれる。個人差はあるが、自分がサービスを持った時の得点率の方が、レシーブの時より高い選手が多い。 ここ20年程の間に、ボールの変更により回転量が減ったほか、打球の瞬間を隠して分かりづらくする「ハイドサービス」が規制されるなど、サービス自体の威力は低下した。また、2010年代から一般的になった攻撃的レシーブ「チキータ」の出現によって、レシーブ側の得点力は上がっている。 とはいえ、チキータ対策が進んで新たな駆け引きが生まれ、チキータの優位性は一時期に比べれば低下している。 結果、やはり相手次第で打法が限定されてしまうレシーブ側に比べ、コース・回転・長さ等を自由に選ぶことができ、自分の思い通りの展開から始められるサービス側の有利は、動かないだろう。 卓球はお互いに同じ本数のサービスを出せるわけではなく、どちらかが11点に達した時点で試合は終わる。試合の開始時に「サービス」を選択する理由。それは、自分のサービスからラリーが始まる「得点率の高いパターン」が相手より多く回ってくる、ということにある。

【関連記事】

最終更新:
Rallys