「最初から最後までサプライズ」

12月14日に引退試合を行なう槙野氏。写真：金子拓弥（サッカーダイジェスト写真部）

　Jリーグや欧州サッカーを放送しているABEMAが実施している「アベマ サッカー祭り」の実行委員長を務めるのが、元日本代表DFの槙野智章氏だ。 【動画】豪華な面々が集結！引退試合の見所について語る槙野智章 　その“お祭り男”で知られる37歳が12月14日、古巣ヴィッセル神戸の本拠地であるノエビアスタジアム神戸にて、自身の引退試合を行なう。 　このMAKINO JAPAN 対KOBE STARSの一戦には、豪華な面々が集結する。 　その中で、とりわけ注目なのは、元神戸や現神戸の選手で構成されるKOBE STARSの一員として出場する元ドイツ代表FWのルーカス・ポドルスキだろう。 　ケルン時代に共闘したドイツのレジェンドについて、槙野氏はこんなエピソードを語ってくれた。 「僕が最初にドイツに渡った時に、ケルンの町でカーニバルという大事なお祭りというか、たくさんの方が集まる時があったんですけど、そのときに彼が僕にマイクを差し出して、ステージ上に上げて前に出て喋るようにしてくれた。そこで何かファンの心を掴んだというか、認めてもらったわけじゃないですけど、この日本人はこんなやつなんだみたいなのを知ってもらうきっかけになった。すごくチームにも迎え入れてくれたし、そういう優しさがあった」 　また、日本代表で共に戦った選手を集めたMAKINO JAPANは、なんと本田圭佑が監督を務める。 　槙野氏は「選手としてオファーをかけたんですけど、監督やらしてほしいと言われたんで監督でオファーしました」とのこと。本田の采配、ベンチやテクニカルエリアでの振る舞いにも注目が集まりそうだ。もしかしたら、サプライズで「交代、俺」があるかもしれない？ 　他にも、試合の見所は満載だ。槙野氏は「最初から最後までサプライズ、サプライズなので、１分１秒何が起きるかわからない。何を仕掛けるかわからないというところを楽しんでもらえれば。試合もそうですし、ゲーム以外での楽しみもあるのかな」と話す。 　注目の引退試合は12月14日の16時にキックオフされ、ABEMAで生中継される。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部