ドイツ次期首相有力候補、ウクライナ訪問 指導部に支持表明へ
[キーウ 9日 ロイター] - ドイツの次期首相の有力候補である野党キリスト教民主同盟(CDU)のメルツ党首は9日、ウクライナを訪問した。ロシアの侵攻を阻止する方法についてウクライナ指導部と協議する。 キーウに到着した際に「この恐ろしい戦争が一刻も早く終結し、欧州に平和が回復することを望んでいる」と述べた。ウクライナの指導者に独保守派の支持を約束する考えを示した。 メルツ氏はショルツ首相よりもロシアに対して強硬な姿勢を取っている。ロシアがウクライナの民間インフラへの攻撃をやめなければ、ウクライナが以前から要請していた長距離巡航ミサイル「タウルス」を提供すべきと主張している。 「ウクライナが強くなって初めて、プーチン(ロシア大統領)は交渉に応じることを検討するだろう」との考えを示した。「ウクライナに対する支援が弱まれば、この戦争は長引く。ウクライナに対する支援が一貫していれば、この戦争はより早く終わるだろう」と述べた。