【香港国際競走】日本馬9頭は順調に前日調整を終了 香港カップ参戦のリバティアイランド・片山助手「楽しみな仕上がりです」
香港国際競走前日の7日、日本馬9頭はシャティン競馬場で調整。順調に態勢を整えた。昨年はいずれのレースでも勝利をつかめなかったが、海外の強敵相手にどんなレースを繰り広げるか注目が集まる。
【香港ヴァーズ】
ステレンボッシュ(牝3・国枝)はオールウェザーコースでのキャンター1周の後、トウシンマカオとパドックでスクーリング。素軽い脚さばきが好印象だ。「状態は全然問題ないですよ。落ち着いているし、軽さもあっていい感じです。何も心配なく競馬に臨めます。楽しみですね」と国枝調教師は仕上がりの良さに目を細めた。 一方のプラダリア(牡5・池添)は池添調教師が騎乗してオールウェザーで単走のキャンター。「無事に最終調整が終わって、すごくいい雰囲気です。ここまで想定よりはるかに順調にこれたので、あとは無事にレースを迎えて、無事にレースを終えてくれればと思っています」と指揮官は万全の状態を伝える。
【香港スプリント】
サトノレーヴ(牡5・堀)は僚馬・タスティエーラとともに馬場入りし、オールウェザーコースで1周半のキャンター。「コンディションは良好です。精神面はリラックスしており、状態はできているので今日は心身のバランスを見ながら体を動かしました。レース当日は馬のメンタル面をサポートしていきます」と齋藤助手は献身を誓った。 トウシンマカオ(牡5・高柳瑞)はオールウェザーコースでキャンター1周後、ステレンボッシュとパドックのスクーリング。すっかり環境に慣れた様子だ。「日本と変わらず、いい状態で出走できると思っています。香港のスプリントは世界一と思っており、そういうところでチャレンジできるのは光栄なことと思っています」と高柳瑞調教師。 ルガル(牡4・杉山晴)は泉谷が騎乗して、オールウェザーコースでキャンターを1周。力強い動きから覇気が伝わってくる。「追い切ったことで馬が競馬モードに入ったというか、スイッチが入ったようなキャンターで、乗り手も抑えるのが大変そうなぐらい行きっぷりが良かったです。今回、環境は違いますが、馬がしっかりと競馬のモードに入ったと思います」と杉山晴調教師は気合乗りに太鼓判を押した。