「愛猫の性格が変わった」と感じる人は約4割!「甘えん坊になった」「怖がりになった」 理由も獣医師が解説!
【獣医師解説】猫は成長とともに性格が変わることがある?
アンケートの結果、「子猫の頃と比べて成猫期、シニア期で性格が変わった」と感じる飼い主さんがいました。実際、成長とともに猫の性格が変わることはあるのでしょうか。ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。 岡本先生: 「猫は成長とともに性格が変わることがあります。アンケートの回答にもありましたが、たとえば以下のような変化が見られることがあるでしょう。 ・怖いもの知らずだった子猫が、おとなになるにつれて警戒心を身につける ・やんちゃで落ち着きのなかった子猫や成猫が、シニアになるにつれて寝ている時間が増えて穏やかになる ・シニアになってゆっくりする時間が増えてから、甘えん坊になる 実際に猫の性格の変化を感じている飼い主さんは、なぜだろうと不思議に思うこともあるでしょう。猫のこうした性格の変化はライフステージによる行動の変化や心境の変化として、そのまま受け止めてあげるとよいかと思います」
病気が原因で性格の変化が生じることも
岡本先生: 「上記のようなライフステージによる変化のほかに、実は病気などが原因となって性格が変わったように感じることも。たとえば、シニア猫で多い疾患に甲状腺機能亢進症があります。この病気の症状として、下記のような性格の変化が見られることがあります。 ・活発に過剰に鳴くようになる ・攻撃的になる もしシニアの愛猫にこうした症状が見られる場合には、動物病院で診てもらうことをおすすめします」 (監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生) ねこのきもちWEB MAGAZINE『<成猫、シニア猫の飼い主さん対象>猫の性格の変化に関するアンケート』 ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 ※記事と写真に関連性がない場合もあります。 ※記事の内容は2024年10月時点の情報です。 取材・文/柴田おまめ
ねこのきもちWeb編集室