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見取り図リリー、京都・嵐山で若冲展を観る【連載】

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Lmaga.jp

アート大好き芸人「見取り図」リリーが、色々なアートミュージアムへ実際に観に行き、美術の教員免許を持つ僕なりのおすすめポイントをお届けするという企画。新型コロナウイルスの影響で、この企画が中断しておりました。みなさま、お久しぶりです。 【写真】若冲の「蕪に双鶏図」やカフェ Lマガさんにすごい数の「はやく再開してー」「この企画が生き甲斐なのー!」「書籍化希望ー」など、ご意見ありがとうございます。信じるか信じないかはあなた次第です。僕は信じません。 今回は、京都・嵐山の「福田美術館」(京都市右京区)でおこなわれている『若冲誕生~葛藤の向こうがわ~』。実は4年ほど前、別の美術館で若冲展を観た事があったのですが、今回の若冲展は若冲(じゃくちゅう)のイメージが一変。なので1度ほかの若冲展に行っている方にもおすすめします! まず、若冲なんですが、1716年に京都の青物問屋(まぁ、野菜屋さんですね)の息子に生まれ、23歳で商売を継ぎ、40歳で弟に譲り、そこから絵に専念します。ほかの娯楽などには興味がなく、絵も販売目的ではなく、ただただ趣味で描いたものが多く、天才かつ変態みたいなイメージです。実際、そういう扱いをされているのを感じます。 しかし、若冲のイメージが変わりました。今回、初公開となった作品「蕪に双鶏図」という絵があるのですが、この作品は若冲がまだ商売をしていた時の作品なんですね。僕のイメージでは、商売がだるくなったから適当にやめて絵描いたら天才だったーガッハッハー!だったので、若冲は商売のかたわら真剣に絵に取り組んでいたんだと感じました。 この絵は、本当に美しいんです! 日本画って、平面で立体感も少なくてみたいなイメージある人いると思うんですが若冲の絵は本当に細やか、かつ迫力があり日本画の枠をはみ出している感じがします。 おそらくですが、商売をしながら絵を描いていたので、型にはまった描き方ではなく若冲オリジナルの描き方が出来上がったんではないでしょうか。ちなみにこの作品、どこぞの蔵で発見されたそうです。長い間、だれにも見られないままだったなんて、こんなことあるんですね。 もちろんこれだけの技術なんで、いろいろな所から勉強し吸収しているでしょうが、なんか少しだけ若冲も人間なんだなと思い、より好きになりました。若冲のうちわとペンライト作ろうとかと思いました! 信じるか信じないかはあなた次第です。これは信じます。 あとは「群鶏図押絵貼屏風」という12枚の屏風(びょうぶ)に鶏を描いている大作があるのですが、これもすごい迫力で、若冲の鶏への愛情を感じます。一羽一羽全部違う模様や角度で、尻尾の一筆描きなんて若冲がこだわっていたんだろうなぁという想いを感じます。実際、庭に鶏を飼っていたと聞き、どれだけ眺めていたのか心配になりました。 個人的には「鯉魚図」も好きでした。2匹の鯉を描いているのですが、その存在感というか重量感、水墨画でこんな重みのある絵を描けるのものかと。ほかにも若冲に影響を与えた日本画や、若冲の弟子の作品もあるので、見比べてみてください。 そしてですね。この美術館、場所が最高です。渡月橋からすぐ。カフェなんてロケーション最高。めちゃくちゃ綺麗ですし、女の子にもおすすめ。カフェでも来る価値があるんちゃうかって思ったので、美術なんて興味ないしーって人も、映えな場所でお茶なら興味ないですか? あとこの美術館、個人の持ち物って聞きました。若冲の絵も、一部私蔵らしいんです。えっ!?? 孫のところのまさよし!? ビルのところのゲイツ!? ザッカーのところのバーグ!? など色々思いましたがきっとアートを愛するシンプル金持ちなのでしょう。1枚くらいくれんかなぁと思っています。 『若冲誕生~葛藤の向こうがわ~』日本美術の魅力を伝えるため、2019年10月にオープン。江戸時代から近代にかけての作品を約1500点を所蔵。今回は、伊藤若冲30代の初期から晩年までの作品を中心に、同年代の画家や、影響を与えた人物を手紙などを通じて紹介。期間は7月26日まで。一般・大学生1300円、高校生700円、小中学生400円。オンラインチケットは日時指定制で、100円割引。 見取り図の近況見取り図が所属する「よしもと漫才劇場」が、6月19日から金土日のみ再開。6月1日からは「オンライン チケットよしもと」でライブ配信・ストリーミング配信しているのでおうちでも気軽に。あと、今回の取材で着用しているのは、「CLASSY GRAPHIC T-SHIRTS SYNCLAPH」で販売されている、僕がデザインした聖徳太子の「Prince Shotoku」シリーズです。

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