【韓流ドラマ】トキメキが止まらない!最高のラブストーリー<パクボコム主演>
アラフィー世代を虜にする名作韓国ドラマ。なぜ韓国ドラマのセリフはこんなに心に響くのか、『脳』と『対話』のプロ、人工知能研究者の黒川伊保子さんに聞きました。 【写真】夢中になる!韓国ドラマ&俳優まとめ 相手を思いやる対話のレベルの高さに脱帽! 「対話の成熟度には、自分の感情をたれ流す(レベル1)、自分の事情を言い募る(レベル2)、他人を慰撫するために言葉を紡ぐ(レベル3)という3段階があり、韓流ドラマの何がすごいって、レベル3の対話であふれていること」 ソン・ヘギョ、パク・ボゴム共演の『ボーイフレンド』でも母と息子の対話に胸打たれた 「愛する女性に別れを告げられボロボロになった主人公の息子は、母親が彼女に別れてほしいと頼んだことを知りますが、大切な母にそんな思いをさせたことをただ悲しがるのです。母を責めずに。そして『彼女のことをどれくらい好き?』とたずねる母親に『母さんのように』と。『どうしてこんなことしたの!』となじって育てれば、子供からもなじられるだけ。『あなたもつらかったでしょう』と育てるから、『悲しい思いをさせたね』と返ってくる。脳は装置です。入力しなければ、出力できません。韓流ドラマにたびたび登場する会話は、時にはひどく感情的ですが、優しいセリフも多く、勉強になります」 『ボーイフレンド』 パク・ボゴム演じる年下男子とソン・ヘギョ演じる年上女子のせつなく甘いピュアな恋を描く。初回の美しいキューバロケも話題に。U-NEXTで配信中。 お話を伺ったのは… ●人工知能研究者 黒川伊保子さん 脳機能論の立場から、自然言語解析に取り組む。最新刊は『職場のトリセツ』(時事通信出版局)。’22年春には成熟した大人のための『恋のトリセツ』(河出書房)も発売予定。 (C)STUDIO DRAGON CORPORATION 取材・原文/山崎敦子