シリアは深刻な外貨不足に直面、再建厳しい=暫定首相
Maya Gebeily Timour Azhari [ダマスカス 11日 ロイター] - シリアのアサド政権崩壊後に暫定首相に選ばれたムハンマド・バシル氏は、数百万人の難民を帰還させ、全国民を保護し、基本的なサービスを提供することを目指すと表明した。しかし、外貨が不足しているため困難であることを認めた。 イタリア紙コリエレ・デラ・セラに、「国庫にはほとんど価値のないシリアポンドしかない。1ドルでシリアの硬貨3万5000枚が買える」と述べた。 「外貨はなく、ローンや債券についてはまだデータを集めているところだ。従って財政的に非常に厳しい状況だ」と指摘した。 バシル氏は北西部の反体制派支配地域を拠点とする「シリア救国政府」を率いてきた。