知らないと恥ずかしい…ボールマーカーの正しい置き方って知ってる?
ゴルフマーカーは、球の直後やすぐ近くに置く
ボールマーカーを正しく置くことは、間違った場所から打つルール違反を防ぎ、かつ同伴者の気分を害さないための最低限のマナーです。知っておかないと恥ずかしい思いをしてしまうこともあるでしょう。 【写真】世にも恐ろしい!国内の浮島グリーンを見る 特に接待やコンペなど同伴者への配慮がより求められるラウンドでは尚更です。では、ボールマーカーは、どのように置くのがルール上、正しいのでしょうか? JGAゴルフ規則では、「ボールマーカーを球の直後やすぐ近くに置く。または、クラブを球の直後やすぐ近くの地面の上に留めておく」とされています。 JGAの担当者は「明確に球の後ろ何センチに置かなければならないという決まりはありません。極端な話、マーク自体は(球の後ろはもちろん)球の左右どちらに置いても規則上、問題ありません」と話します。 また、プレーヤーがまだリプレース(ボールが元々あった場所に、元の状態に限りなく近づけてボールを戻すこと)していないときに、ボールマーカーを拾い上げたり動かす原因となった場合、1罰打のペナルティが加算されることも定められています。 このように、ボールマーカーは球の直後もしくはすぐ近くに置く、リプレース前のボールマーカーは動かさないように意識する必要があります。 同伴者のライン上に自分のボールがある場合もマーカーの置き方は変わりません。しかし、多少の配慮は必要であると、レッスンプロの三浦辰施氏は話します。 「よくあるコイン型のマーカーは、大きかったり分厚かったりするので、同伴者のボールが当たって弾かれてしまうことも起こり得ます。マーカーに当たってボールの軌道が変わっても打ち直しはできません。なので、同伴者のライン上にマーカーを置く場合は、ゴルフ場のキャディマスター室前などで無料で配布している刺すタイプのマーカーを使うと、表面が平らになりやすいので、使い分けても良いでしょう」 ほかにも、邪魔にならないようマーカーを移動するという方法もあります。 左右どちらか、同伴者が希望する方向に、パターヘッド1個分、自分の置いたマーカーを移動できます。 マーカーを移動する際は、パターヘッドのヒール部分にマーカーがくるようにセットして、ヘッドの先端部分を前方の樹木など分かりやすい目印に合わせましょう。そしてマーカーをパターのトウ部分に移動し、同伴者のストローク完了後、移動したのと逆の手順でゴルフマーカーを元の位置に戻します。 うっかり元の位置に戻さずに打ってしまうと、2罰打のペナルティとなるので注意が必要です。