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昭和4年創業の温泉旅館「湯元 宝の家」経営 宝の家(奈良)が破産開始

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帝国データバンク

新型コロナウイルス感染拡大の影響で宿泊客数が激減

 (株)宝の家(TDB企業コード:233012647、資本金300万円、吉野郡吉野町吉野山947、代表森下圭太郎氏)は、9月28日に奈良地裁五條支部より破産手続き開始決定を受けた。  破産管財人は東海伸晃弁護士(大和高田市大中100フジヨシビル2階、東海法律事務所、電話0745-43-5101)。  財産状況報告集会など各期日は12月8日午後1時30分。  当社は、1929年(昭和4年)7月創業、2014年(平成26年)4月に法人改組した老舗の旅館経営業者。「千本桜」で有名な吉野山にあり、観光名所の「金峯山寺」まで徒歩数分の好立地で、客室18室の政府登録国際観光旅館「湯元 宝の家」を構え、一般宿泊客のほか多数の著名人を迎え入れていた。  しかし、今年は毎年約30万人が訪れる吉野山の桜の時期(4月)に、新型コロナウイルス感染拡大の影響による外出自粛要請や緊急事態宣言が発出されたことから観光客が激減。4月から5月にかけての繁忙期に休館を余儀なくされるなど、大幅な減収を強いられていた。緊急事態宣言が解除された6月以降は営業を再開していたが、新型コロナウイルス感染拡大前の水準にまで業績が回復する見込みは低いなどの判断から、8月31日に閉館し今回の措置となった。  負債は債権者約20名に対し約2億円。  なお、奈良県における新型コロナウイルス関連倒産は3件目。