あらためて知りたい、セリーヌ・ディオンの凄すぎる伝説5
3 1公演で11回のスタンディングオベーション
セリーヌは2003年3月25日から2007年12月15日までラスベガスのシーザーパレスで定期公演「A New Day…」を続けてきた。もともとは3か月の契約だったがあまりにも大成功したことから延長、セリーヌも彼女の家族もシーザーパレスに住み、この公演にエネルギーを注いできた。惜しまれつつ迎えた最終公演では、11回のスタンディングオベーションを受けたという伝説が残っている。最初のオベーションは1曲目を歌い終わったときに起きたという。
4 もっとも売れたカナダ人アーティストに
彼女の歌声の魅力は数字だけで表されるものではないけれど、セリーヌは数々の記録を残している。1995年にリリースしたアルバム『D'eux』はフランス語のアルバムとして史上最多の640万枚を売り上げ、ギネスブックに登録されている。2000年にカナダレコード産業協会(現ミュージックカナダ)は彼女を20世紀でもっとも売れたカナダ人のレコーディングアーティストに認定。推定レコードセールス数はその時点で2億枚に達していた。
5 発作中も「カメラを止めないで」
今年6月、セリーヌの闘病生活を追ったドキュメンタリー「アイ・アム セリーヌ・ディオン 病との戦いの中で」がPrime Videoで配信された。彼女が現在闘っているスティッフパーソン症候群は痛みを伴う筋肉の硬直や痙攣が出る進行性の自己免疫疾患である。撮影中に発作を起こすこともあったが、セリーヌはカメラを止めないでほしいとスタッフたちにリクエストしたという。監督のアイリーン・テイラーが語っている。