グウィネス・パルトロウの「Goop」が経営の危機? 一世を風靡したブランドに何が起きているのか
一世を風靡した「Goop」が起こしたウェルネス革命。成功から苦境へ…?その理由とは?人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesが最新の情報をチェック!
バナナ・マフィンから始まった「GOOP」
2008年にグウィネス・パルトロウがニュースレターという形でバナナ・マフィンとターキー・ラグーのレシピを発信したのが、ライフスタイル・ブランド「Goop」の始まり。セレブ・ビジネスの代名詞だったブランドが経営の危機を迎えているという噂が浮上?! いったい何が起きているの?
「Goop」によるウェルネス市場の変革!
女性器の名前を冠したキャンドルや1万5000ドル(約235万円)もするセックス・トイをはじめ、風変わりなヘルス・アドバイスやヘルスケア・グッズを推奨することで有名な「GOOP」。フェミニンなエネルギーを増幅させるという触れ込みのジェイド・エッグは、過大広告や効果が認められないとして裁判沙汰になったほど(「Goop」側が14万5000ドル(約2268万円)の罰金を支払っている)。Netflixのドキュメンタリー『グウィネス・パルトロウのグープ・ラボ』を見ると、グウィネスやスタッフは70年代に流行ったようなスピリチュアル系ヒーリングに傾倒しているのがよくわかる。
「Goop」のサイトだけでなく、グウィネス自身がゲスト出演したポッドキャスト「Art of Being Well」では、断続的な断食を実践している彼女は「ランチにはコンソメスープを、ディナーにはパレオフードを食べる」と発言。この発言が「飢餓ダイエットを推奨している」と非難されたグウィネスは、「コロナ感染後に炎症を避けるために続けていたダイエットです。私には効果がありました」とインスタグラムのストーリーで説明していた。
「まさに天才」
「Goop」が推奨するヘルス・アドバイスの大半が科学的エビデンスに基づいていないのだが、グウィネスやセレブのライフスタイルに憧れるファンにとっては無問題。グローバル・ウェルネス・インスティテュート(Global Wellness Institute)のリサーチ担当副社長であるベス・マクグローティは、「Goop」のようにウェルネスを商品化したグウィネスは、まさに天才だった」とグウィネスに先見の明があったことを賞賛している。