【韓国ドラマ】笑いも胸キュンも保証!クセになる偽装結婚ラブコメディ
ヘヨンが33歳、ジウクは26歳。7歳差の年下男子だけど、柔和で落ち着いた雰囲気をまとい、ヘヨンの隣を守り続けるジウクが頼もしい。クールとイノセントが共存するキム・ヨンデの魅力が引き立っていて、また新たなはまり役に出合ったのではないでしょうか……! ジウクの助け舟に乗りながら豊かな人生経験を武器にトラブルと向き合い、恋愛に関しても「私たちのことだけを考えられる時に交際を始めたい」とはっきり伝える大人の余裕があるヘヨンもかっこよく、心地よい安心感に癒されるラブコメに仕上がっています。 もちろん、年の差恋愛の醍醐味であるかわいい年下男子×一枚上手な年上女子の胸キュンモーメントもしっかりたっぷり登場しますのでご安心を。仏頂面だったジウクが後半に進むにつれて甘さ全開になるギャップは、沼落ち不可避どころか、助走をつけて沼に飛び込みたくなるはず。第5話からヘヨンを見つめるジウクの眼差しが優しくなったな~と変化を感じていたのですが、後にその理由が明かされるので、ぜひ注目しながら楽しんでいただきたいです。
サブカップルもこれまた魅力的。ヘヨンの両親の里子で、ヘヨンの同居人のジャヨンを演じるのは、『ペントハウス』でキム・ヨンデと双子役を演じたハン・ジヒョン。相手役のキュヒョンを『海街チャチャチャ』でシン・ミナに片思いするPD役を演じたイ・サンイが務めています。それぞれがメインカップルと共演歴がある俳優が起用されているなんて、韓ドラファンとしてアガらずにはいられないポイント! また、ハン・ジヒョンとイ・サンイは、同じくPrime Videoで配信中のスピンオフドラマ『社長のお品書き』でも共演しています。ジャヨンが自身の作品の主人公になり、小説の中のキャラクターのカン・ハジュンと恋に落ちるロマンスファンタジーに仕上がっているので、そちらもぜひチェックを。 本編に話を戻しまして、ジャヨンとキュヒョンは作家とアンチとして出会うのですが、本作では誹謗中傷の書き込みといった現代社会のさまざまな問題も描かれます。その一方で、シリアスなシーンにも必ずコミカルな要素が盛り込まれていて、ぐっと集中した次の瞬間には爆笑させられるという緩急が絶妙。特に、イ・サンイとヘヨンの元カレ役のソン・ウォンソクの活躍が素晴らしく、あなたたちがいてくれてよかった~! と心の中で何度も感謝しました。 2024年に観たドラマの中でいちばん笑い、シン・ミナのキュートな魅力に、キム・ヨンデの年下男子のメロさに癒された『損するのは嫌だから』。コミカルなシーンは笑い声をこらえるのが不可能なレベルなので、外で観る時は周りに人がいないか確認することをおすすめします(笑)。