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ふわふわした羽毛のような銀河…NASAのハッブル宇宙望遠鏡が撮影

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BUSINESS INSIDER JAPAN

NASAのハッブル宇宙望遠鏡が、6700万光年の距離にある、ふわふわした羽毛のような腕を持つ銀河を撮影した。 【全画像をみる】ふわふわした羽毛のような銀河…NASAのハッブル宇宙望遠鏡が撮影 ずっと昔にガスを使い切ってしまったため、この銀河の中心部は静かだ。 ハッブル宇宙望遠鏡の後を継ぐ2つのNASAの望遠鏡は、我々の銀河やその先の宇宙を、これまでにないほど詳細に捉えるだろう。 NASAの最も強力な宇宙望遠鏡「ハッブル」は、7月2日に公開された写真の中で、絵のように美しい銀河を捉えていた。 NGC 2775と呼ばれるこの銀河は、我々から6700万光年の距離に位置していて、今はもうそれほど星を形成していないようだ。天文学者は、銀河の中心部に比較的空っぽで透明な膨らみがあることから、そう判断している。この銀河が若かった頃には、銀河の中央部はガスが凝縮して新しい星を形成し、活発に活動していたと考えらる。しかし、今では、そのガスをすべて使い切ってしまったようだ。 銀河の周囲を回転している「腕」には、暗い線状の塵やガス雲が渦巻いて、「ふわふわ」とした羽毛のように見える。塵の中では、数多くの若い星が鮮やかな青色に輝いている。 対照的に、我々の天の川銀河を含む他の渦巻き銀河は、星やガスが圧縮されてはっきりとした「腕」がある。

ハッブルはNASA最強の望遠鏡だが、まもなく後継機が打ち上げられる

NASAは1990年4月にハッブル宇宙望遠鏡を打ち上げた。それ以来、ハッブル望遠鏡は新しい惑星を発見し、奇妙な銀河を明らかにし、ブラックホールの性質に関する新しい洞察を提供してきた。 また、科学者が想像したよりも速く宇宙が膨張していることも教えてくれた。 今後の宇宙望遠鏡は、ハッブルよりもさらに印象的な写真を撮影することができるかもしれない。そのような望遠鏡の一つ、NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)は、過去のどの望遠鏡よりも高度な赤外線カメラを使用して銀河系を撮影する。 「ウェッブからの画像は、これまでに撮影された銀河の中心部の画像の中で最高品質のものになるだろう」と、JWSTの撮影ツールの開発に携わった天文学者のローランド・ファン・デル・マレル(Roeland van der Marel)は、2019年のプレスリリースで述べている。 このような画像は、我々の銀河系がどのように形成され、時間とともにどのように進化していくのかという、科学者たちの最大の疑問に答えるのに役立つだろう。 この望遠鏡は組み立てが完了し、2021年3月30日の打ち上げ日までカリフォルニアにあるノースロップ・グラマン社の施設でテストが行われている。 さらに、ハッブル宇宙望遠鏡プロジェクトの実現に貢献した女性科学者にちなんで名付けられたナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡は、ハッブル宇宙望遠鏡の100倍の能力がある。2020年代半ばに打ち上げられた後、数千個の新しい太陽系外惑星を撮影し、宇宙の68%を占めて膨張を推進する謎の力であるダークエネルギーの性質を探ることが期待されている。 ローマン宇宙望遠鏡は5年の運用期間に、約2600個の新しい惑星を発見し、それらを撮影することを期待して、10億個の銀河からの光を測定し、天の川の内側を調査する。それは、アインシュタインの一般相対性理論の検証にも役立つだろう。 [原文:NASA's powerful Hubble space telescope has beamed back a striking photo of a 'fluffy' galaxy with a ghostly, empty center] (翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

Morgan McFall-Johnsen

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